船釣りの悩みのひとつが、釣った魚の処理です。
アジやイサキ程度の小さな魚がちょっとだけなら何も悩みませんが、
小さな魚でも大量に釣れたり、大型の青物が何尾か釣れた場合には、当日中に食べきれないので、結局、丸のまま、切り身や三枚卸、開きなどの状態で冷蔵庫の冷凍室で冷凍保存ということになる訳ですが、これが悩みの種なんです。
まず、普通の冷蔵庫の冷凍庫の温度では一応保存はできますが、鮮度は保てません。
一旦冷凍してしまえば、後日解凍して食べる時には必ず十分に火を通さなければなりませんが、それでも確実に鮮度は落ちてしまいます。
次にスペースの問題です。
どこのご家庭でも同じだと思いますが冷蔵庫の冷凍庫は冷凍食品のストックやアイスクリームなどで常に7~8割は埋まっていますから、追加で入れられる魚の量には限りがあります。
「じゃぁ、ご近所に配ってしまえばいいじゃないか」・・・ということになりますが、最近は素人が釣ってきた魚を喜んで貰ってくれる人は殆ど居ません。
結局のところ、「せっかく釣った魚を鮮度よく保存しておければなぁ・・・・」ということです。
この解決方法として、「超低温の専用冷凍庫に保存する」という方法があります。
永年の夢でしたが、遂にこれが実現しました。
「ダイレイ」という会社の-60℃超低温フリーザーの一番小型のモデルを購入し、本日届きました。
巾55cm×奥行55cm×高さ80cmで、内容量は71Lですから、大型のクーラーボックスくらいの容量です。
大型魚を丸のまま入れるのは無理ですが、切り身かサク、又は3枚卸の状態ならかなりの量が入りそうです。
ス-パーの冷凍食品半額セールなんかの時にも活躍するでしょう。
これで永年の悩みは解決です。
メーカーは違いますが、同じようなものを既に使っている釣り仲間や釣り船の船長から聞いた話では、「冷凍焼けしないように上手に凍らせれば何か月後でも刺身で食べられる」とのことです。
スーパーで売っている解凍マグロの刺身と同じですね。
心配していた「冷凍庫自体の置き場所」も何とかなりました。
試運転の結果、常温の水が一杯に入った2Lペットボトルが約3時間程で完全に凍りました。
普通の冷凍庫なら丸々一晩以上掛かることを考えるとやはり凄いです。
運転音は普通の冷蔵庫よりもやや大きいですから、リビングルームなどに置くのはちょっと無理かもしれません。
我が家では普段私しか入らない部屋(つまり私の部屋)に置くことにしましたので、特に問題はありません。
次回の釣行が楽しみです。