アカデミー賞の有力候補との呼び声高い映画「フューリー」を観てきました。
私個人の感想を手短に言えば、「何ともコメントのしようが無い、どうコメントして良いか判らない映画」です。
きっと賛否両論いろいろ出ると思います。
先ず、反戦映画であることは間違いないのですが、ナチス=悪、連合国軍=善という単純明快な色分けはこの映画でも健在で、ハリウッドが作る反戦映画の限界を感じます。
「戦争ってこんなに人間性のない、悲惨な物なんだ」と一生懸命言っている一方で、「でも世界に悪者がいる以上、仕方ないよね」とも言っているようで、米国の迷い、苦悩を象徴しているようにも見えます。
但し、従来のハリウッド映画と比べれば、「よくここまで表現したなぁ」と思う部分も多々あって、頑張った映画だとは思います。(プライベートライアンと同様、人によっては「そこまで描写しなくてもいいのに・・・」と、不快に思うようなシーンもあります。)
メインテーマが「反戦」だとすると、サブテーマは「男の絆」だと思いますが、これがかなり無理していて、押しつけがましい感じがします。
あまりネタばらしをするといけないので、詳しくは書けませんが、クライマックスのフューリー1台で300人を相手に戦うに至るプロセスは、「えぇ・・・」って感じで、全然説得力がありません。
この映画の見せ場のひとつである、シャーマンとティガーの戦闘シーンは迫力とスピード感があり、コンパクトにまとまっていて良かったと思います。
ミリタリー物、特に戦車がお好きな方にはお勧めです。
それ以外の方には特にはお勧めはしません。
因みに、某私鉄沿線の有名シネコンで土曜日の真昼間で、観客は10数名程でガラガラでした。
私個人の感想を手短に言えば、「何ともコメントのしようが無い、どうコメントして良いか判らない映画」です。
きっと賛否両論いろいろ出ると思います。
先ず、反戦映画であることは間違いないのですが、ナチス=悪、連合国軍=善という単純明快な色分けはこの映画でも健在で、ハリウッドが作る反戦映画の限界を感じます。
「戦争ってこんなに人間性のない、悲惨な物なんだ」と一生懸命言っている一方で、「でも世界に悪者がいる以上、仕方ないよね」とも言っているようで、米国の迷い、苦悩を象徴しているようにも見えます。
但し、従来のハリウッド映画と比べれば、「よくここまで表現したなぁ」と思う部分も多々あって、頑張った映画だとは思います。(プライベートライアンと同様、人によっては「そこまで描写しなくてもいいのに・・・」と、不快に思うようなシーンもあります。)
メインテーマが「反戦」だとすると、サブテーマは「男の絆」だと思いますが、これがかなり無理していて、押しつけがましい感じがします。
あまりネタばらしをするといけないので、詳しくは書けませんが、クライマックスのフューリー1台で300人を相手に戦うに至るプロセスは、「えぇ・・・」って感じで、全然説得力がありません。
この映画の見せ場のひとつである、シャーマンとティガーの戦闘シーンは迫力とスピード感があり、コンパクトにまとまっていて良かったと思います。
ミリタリー物、特に戦車がお好きな方にはお勧めです。
それ以外の方には特にはお勧めはしません。
因みに、某私鉄沿線の有名シネコンで土曜日の真昼間で、観客は10数名程でガラガラでした。