船釣りを始めて30年以上になりますが、イカ釣りを始めたのは一昨年からで、スルメイカとヤリイカは経験済で、今回初めてマルイカ釣りに行ってきました。
実はムギイカ/マルイカ両狙いの乗り合いでしたが、結果的にマルイカ釣りになったという次第です。
行ったのは小田原早川港のおおもり丸という船宿の「LTムギイカ・マルイカ」という予約乗り合いです。
サラリーマン時代からの釣り仲間3人での釣行です。
LTですからオモリ60号のライト竿で真鶴沖の水深40~70mが釣り場です。
私は全く初めてだったので、リールも竿も全部船宿レンタルで、仕掛けも船宿で購入しました。
2時半起床、簡単な朝食を済ませて3:15頃自宅を出発し、圏央道~小田原厚木道路を経て、4:20頃に港に到着。
私以外の2人は既に着いていて、早速乗船手続き。
船宿レンタルの道具は、ロッドが1.8mの先調子の柔らかめで、リールは小型の手巻きでPE1.5号です。
仕掛けはムギイカ用に11cmプラツノ6本ブランコ、マルイカ用にスッテ5本ブランコをこれも船宿推奨を購入しました。
釣り座は左舷オオドモから3人で、ビギナーの私は船長のレクチャーとフォローを受けるため、操舵室真横の胴の間にしました。
全長18mくらいの船で片舷6~7人です。
私の両隣は直結仕掛けなので、オマツリの心配はあまりありません。(実際に軽く引っ掛かったのが1回だけでした)
とても親切で優しい船長で、仕掛の扱い方や誘い方、取込み方までを出船前に丁寧に判りやすく教えてくれましたし、実釣開始後も何かとフォローしてくれたり、励ましたりしてくれました。
大感謝です。
出港は6:00、20分程で最初のポイントである真鶴半島北側の真鶴港入り口近くの沖に到着して、釣り開始です。
天候は薄曇り後快晴、南東風で波は無くほぼ凪、潮は小潮です。
水深40mくらい。
船長のレクチャー「誘い~止め~カラ空合わせの繰り返し」に忠実に、オモリを底に付けてから1mくらい上げて、5回くらい仕掛けを上下して誘い、その後仕掛を止めて5~6秒待ち、アタリがなければ軽くカラ合わせします。
これを4回くらい繰り返して、アタリがなければ一旦仕掛けを5m位巻き上げて、イカの視界から仕掛けを消してから、もう一度オモリ着底から繰り返します。
直結仕掛けの場合は小刻みで鋭い誘いを掛けますが、ブランコの場合は大きくゆっくりとした誘いになります。
最初の2時間くらいはムギイカ(スルメイカの子供)を想定してプラツノ仕掛けを使いましたが、途中からマルイカオンリーと判ったので、スッテ仕掛けに変更しました。
スルメイカは底層から中層まで割と幅広くアタリますし、アタリも明確ですが、マルイカはほぼ底でしかアタリませんし、アタリも非常に繊細で注意していないと乗った事が判らないようなこともあります。
アタリは大体2パターンで、ひとつ目は着底後誘いに入った直後に乗るパターンでこの場合はアタリが明確です。
ふたつ目は止めた後に乗るパターンでこの場合はアタリが不明確で「なんか変だな、重いな」という感じです。この時はソッと合わせるとクイっと引くのでようやく判ります。
この日はイカの活性が低かったようで、真鶴港沖から半島南側(湯河原沖の水深50~70m)まで頻繁にポイントを変えたり旋回したりしながらの釣りで、船長も時間オーバーで頑張ってくれましたが、2時半納竿で3時帰港となりました。
(釣りをしている時間よりも移動、旋回をしている時間の方が長いくらい・・)
結果は、20~25cmサイズのマルイカが6打数5安打でした。
1尾は取り込む時に目の前で足が切れてバレてしまいました。
同行した2人のうち1人は2尾、もう一人は残念ながらオデコでしたから、正に「ビギナーズラック」でした。
でも、船中竿頭は30尾超、10尾以上の人も数人居たので、やはりスソの方でした。
下の写真は釣ったばかりでバケツの中で泳いでいるマルイカで、こんなに透明で綺麗です。
帰宅後、2尾は刺し身と湯引きで夕食で頂きました。
柔らかくて甘味があって、もの凄く旨かったです。
辛口の日本酒にピッタリです。
残り3尾は捌いてから冷凍保存しました。
後日、イカめしとイタリアンで頂こうかと思います。
今年4回目の釣行でした。
今回の3人で三宅か南房総への遠征の話も出て、楽しみになってきました。
近場で剣崎沖のイサキか走水沖のアジにも行きたいですね。
<オマケ>
相模湾から見た丹沢山塊です。
山頂付近に雲が掛かっています。
反対側、右から伊豆半島、初島、遠くに見えるシルエットが伊豆大島です。
写真では判りませんが、肉眼では利島が微かに見えています。
真鶴半島先端の真鶴岬と三ツ石です。