7月1日(土曜日)。☀。暑くなって来た。来週の中ごろにはちょっとした猛暑になると言う予報。7月だもんね。今日はカナダデイ。1867年に、イギリス議会での「英領北アメリカ法」の成立によって、3つの植民地がカナダ連邦として大英帝国の中の自治国になったのを記念する日で、ワタシが来た頃は自治領の地位を示す「ドミニオンデイ」と呼ばれていた。
この日が今の「カナダデイ」になったのは、イギリス議会が可決した「カナダ法」に基づいて、1982年に独自の「カナダ憲法」を制定して正式に「独立国」になってからのことで、それまではイギリスの法律である「英領北アメリカ法」が事実上のカナダ憲法だったので、イギリス議会しか改正できないという中途半端な国だったわけね。自治領時代にカナダの市民権を取ってワタシが初めて持ったパスポートには、「本旅券の所持者はBritish subject(英連邦国民)である」と書かれていて、面食らったもんだった。自治領カナダ連邦が成立した1867年に340万人足らずだったカナダの人口は、その後西部の植民地が順次連邦に加わって、ドミニオンデイがカナダデイに変わった1982年には2500万人になり、21世紀が始まった2001年には3100万人、そして今年の6月16日、カナダ統計局が総人口が4千万人に達したと発表。うん、カナダは育ち盛りの国なんだね。ハッピーバースデイ、カナダ!
カナダの急激な人口増加は移民の増加によるところが大きくて、最近は年間40万人を超える移民を受け入れているけど、ご多聞に漏れずカナダでも少子化傾向があるので、今後3年間に145万人(2025年は50万人)の受入れが目標。カナダで生まれた子供は親の国籍に関わりなく自動的にカナダ国籍になるけど、そうでなければ、永住者として3年以上カナダに住んでいると、市民権を申請してカナダ人になることができる。ただし、永住権を取ってから母国に帰って、カナダには最低必要な日数しか住まない人もかなりいるので、居住年数(日数)の数え方が年々厳しくなってきているらしい。それでも、去年は37万5千人の新市民が誕生したそう。
ワタシが市民権を申請したときは、薄っぺらい絵本のような冊子が送られて来て、それを読んでカナダに関する知識を仕入れて、市民権判事との個人面接で簡単な質問に答えて、その場で「おめでとう」と言われておしまいだったけど、今はまず試験を受けてから面接で合否を知らされるんだそうで、試験は20問のうち15問正解で合格。今年5月までの合格率が92%で、すでに宣誓式を済ませたのは10万人。最近あるオンライン調査会社が、その試験の問題を10問抽出して、カナダ人1500人余りにやらせたところ、正答率が半分以下で、試験を受けた場合の合格率は何と23%という結果になって話題騒然。カレシに学校で自分の国のことを教わらなかったの?と聞いてみたら、「昔過ぎて、覚えてない」。ええ?ちょうどラジオの電話クイズでDJが応募して来た女性に「カナダの標語は何か」と聞いていて、中年らしい女性は3回トライしたけど空振り三振。答は「A Mari Usque Ad Mare」、英語で「From Sea to Sea」(海から海まで)、つまり、大西洋と太平洋にまたがる広大な国を象徴しているんだけどね。カレシはさすがに知っていたけど、試しに記事のリンクからその10問に回答してみたら、9問正解。間違っていたのは最近の政治臭のする質問だったから、年配の人たちはほんとに知らないのかもしれない。ワタシ、カナダ人歴43年・・・

今日の晩ご飯はビンナガと銀鮭の刺身、ズッキーニとシイタケの煮物、アッケシソウとヤマブシタケの吸い物

満月間近の大きな月・・・
この日が今の「カナダデイ」になったのは、イギリス議会が可決した「カナダ法」に基づいて、1982年に独自の「カナダ憲法」を制定して正式に「独立国」になってからのことで、それまではイギリスの法律である「英領北アメリカ法」が事実上のカナダ憲法だったので、イギリス議会しか改正できないという中途半端な国だったわけね。自治領時代にカナダの市民権を取ってワタシが初めて持ったパスポートには、「本旅券の所持者はBritish subject(英連邦国民)である」と書かれていて、面食らったもんだった。自治領カナダ連邦が成立した1867年に340万人足らずだったカナダの人口は、その後西部の植民地が順次連邦に加わって、ドミニオンデイがカナダデイに変わった1982年には2500万人になり、21世紀が始まった2001年には3100万人、そして今年の6月16日、カナダ統計局が総人口が4千万人に達したと発表。うん、カナダは育ち盛りの国なんだね。ハッピーバースデイ、カナダ!
カナダの急激な人口増加は移民の増加によるところが大きくて、最近は年間40万人を超える移民を受け入れているけど、ご多聞に漏れずカナダでも少子化傾向があるので、今後3年間に145万人(2025年は50万人)の受入れが目標。カナダで生まれた子供は親の国籍に関わりなく自動的にカナダ国籍になるけど、そうでなければ、永住者として3年以上カナダに住んでいると、市民権を申請してカナダ人になることができる。ただし、永住権を取ってから母国に帰って、カナダには最低必要な日数しか住まない人もかなりいるので、居住年数(日数)の数え方が年々厳しくなってきているらしい。それでも、去年は37万5千人の新市民が誕生したそう。
ワタシが市民権を申請したときは、薄っぺらい絵本のような冊子が送られて来て、それを読んでカナダに関する知識を仕入れて、市民権判事との個人面接で簡単な質問に答えて、その場で「おめでとう」と言われておしまいだったけど、今はまず試験を受けてから面接で合否を知らされるんだそうで、試験は20問のうち15問正解で合格。今年5月までの合格率が92%で、すでに宣誓式を済ませたのは10万人。最近あるオンライン調査会社が、その試験の問題を10問抽出して、カナダ人1500人余りにやらせたところ、正答率が半分以下で、試験を受けた場合の合格率は何と23%という結果になって話題騒然。カレシに学校で自分の国のことを教わらなかったの?と聞いてみたら、「昔過ぎて、覚えてない」。ええ?ちょうどラジオの電話クイズでDJが応募して来た女性に「カナダの標語は何か」と聞いていて、中年らしい女性は3回トライしたけど空振り三振。答は「A Mari Usque Ad Mare」、英語で「From Sea to Sea」(海から海まで)、つまり、大西洋と太平洋にまたがる広大な国を象徴しているんだけどね。カレシはさすがに知っていたけど、試しに記事のリンクからその10問に回答してみたら、9問正解。間違っていたのは最近の政治臭のする質問だったから、年配の人たちはほんとに知らないのかもしれない。ワタシ、カナダ人歴43年・・・

今日の晩ご飯はビンナガと銀鮭の刺身、ズッキーニとシイタケの煮物、アッケシソウとヤマブシタケの吸い物

満月間近の大きな月・・・