リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今年はもう半分終わったのか、まだ半分残っているのか

2023年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月30日(金曜日)。☀。あぁ~あ、6月最後の日。早くも1年が半分過ぎてしまった。目覚めは8時半過ぎ。よく眠れているのはいいことだと思うけど、寝ている間に時間がどんどん経って行くような感じがしないでもないな。もっとも、寝る暇を惜しんでやるようなことがあるわけじゃないから、それなりにのんびりなんだろうけど、まあ、寄る年波ってところかな。それが足元ひたひたの小波のうちはまだ大丈夫だと思うけど、いずれそのうちには大波が来るのかなあ。そういう時に備えて心の準備をしておかないとなあとは思うんだけど、子供の時からそのうちに、そのうちにと先延ばしして来た(せざるを得なかった)夢を追求できるようになって、まだどうしても「後期高齢者」になったという実感がないんだよねえ・・・。

カレシが朝のレッスンをしている間、「平治郎」のファイルを開いて、あともう少しになったバージョン1の翻訳をしていたら、突然勝手にまったく関係のない文章がさらさら。何なんだ、これ?と思ってよく見たら、いつの間にか音声入力がオンになっていて、カレシが説明していることがそのままワタシのファイルに割り込んで来てるじゃないの。音声入力なんか使うことはないんだけど、なぜかうっかりショートカットでオンにしてしまうらしい。画面の文字を見てタッチでキーを叩いているから、いったいどのキーがショートカットなのか見当もつかないから困る。慌ててオフにしたけど、いきなり割り込んで来られるのは迷惑極まりないので、あっちこっち探し回ってやっとショートカットを見つけたら「Alt+`」。これ、IMEのローマ字入力と英語入力を切り替えるキーと同じじゃないの、もう。さっそく音声入力のショートカット、ワードのリボンから「ディクテーション」のボタンをそれぞれ削除したけど、使いようによっては危険な機能だよね。だって、他人の会話を「盗聴」して記録に残せちゃうんだもの。便利さには落とし穴があるというからね、ほんと。

午後になって、クレジットカードに上げたクルーズ代金を投資口座から預金口座に移してもらおうと、銀行のポートフォリオマネジャーのトニーに、共同口座から出すのとそれぞれの非課税貯蓄口座(TFSA)から半々ずつ出すのとどっちがいいかとメール。さっそく電話が来て「共同口座からにしよう」。それじゃあ、それでよろしく。最近、投資の方がけっこういいみたいだけどと言ったら、「テクノロジー株が好調だからね」という返事。なるほど、今話題のAIと関係があるらしい。不動産系のプライベートエクィティはオフィスの空室率が急上昇して苦戦してるんじゃないの?と聞いたら、「賃貸マンションの方で利益が出ているけど、成り行きを見ているところ」。なるほどねえ。ついでにカレシと話して、ほぼ定期だけで回している個人年金口座(RRIF)をいったん1年定期にまとめて、満期になったところで投資先の配分を見直すことでカレシのOKを取り付けて、後は夏休みの家族旅行の話題。やっと車を買い替えたので、連休になるこの週末はバンフへ家族旅行するんだそうな。奥さんの故国のタイに行く計画はどうなったの?と聞いたら、「飛行機代が高いし、車を買ったから、来年だなあ」。なるほど。「娘についにボーイフレンドができたようだ」と言うので、ティーン(14歳)だもんねえと同情っぽく言ったら、「空手をやらせておいて良かったよ」だって。トニーは松濤館流空手の黒帯で、娘と息子にも小さい時から空手をやらせて、今では親子で空手クラブに入って楽しんでいるとか。「この間は息子に負けちゃってねえ」。あはは。そろそろアラフィフのおじさんだもんね。

アマゾンから届いた本を向かいの郵便局で受け取って帰って来たら、あら、Arts ClubからクリスマスシーズンのGingerbread Menの特別ショーへのお誘いメール。何だかずいぶん先の話のような気がするけど、クリスマスシーズンなんてすぐに来ちゃうからね。いつもこうしてチケットを一般発売する前に優待セールのお知らせが来るのはありがたいね。男性4人組がこのシーズンにだけGingerbread Menと称してキャバレー式のショーをやるんだけど、去年の12月に行ってめっちゃ楽しんだから、もっちろん今年もYes、イエス、はいはいっ。なぜかいつも来年、再来年の計画を立ててはオニ君を爆笑させちゃってるから、まだピンピンしているかどうかはわからないけど、これはまだ今年のうちだから、オニ君は笑わないだろうな。うん、明日からは2023年の後半・・・。


とってもかわいい、ほのぼのとするお話

エイジズム、セクシズム、イズム、イズム

2023年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(木曜日)。☀🌤。目が覚めたら、何ともう9時。カレシの早番のレッスンがないから良かったけど、もろに朝寝坊。夜のお出かけはやっぱりくたびれるようになって来たのかな。でも、ゆうべの『Million Dollar Quartet』は良かったなあ。前回(6年前)よりも、ロカビリー、ロックンロールと言ったポップスの新しいスタイルが台頭した時代の新しいエネルギーが再現されていて、当時の若者の孫の世代と思われる客が多かったせいもあって、満員御礼の劇場はさながらロックコンサート。楽しかった!

まだ忙しくなる前のひと息ということで、今日はのんびりしよっかなあ。そうは思っても、時にはつい考えるよね、いったい「のんびりする」ってどういうことなんだろうって。なぁ~んにもしないで酔生夢死で行くのか、それとも・・・。でも、何かに熱中したら、のんびりもへったくれもないかもしれないね。最近のニューヨークタイムズのコラムに中国経済の減速で、若い世代が、大学は出たものの「無職、非婚、子なし」という三重苦にあるという記事があって、何だか日本のバブル崩壊後の「就職氷河期」の話みたいだなと思ったけど、失業率20%と言う若者の就職難に輪をかけているのが「35歳の呪い」なんだそうな。企業が35歳以上の人を「年齢が行き過ぎている」と言って雇いたがらないんだそうで、その年に近づくと就職も転職もままならなくなり、まともな職に就いていなければ結婚してくれる女性に出会えないし、子供も持てないと言う負の連鎖に陥って、国は少子化にまっしぐら。このあたりも何かバブル後の日本に似てなくもないな。

ワタシが高校を出て社会に出て来た頃は、事務職のような女性の求人広告に年令23歳とか25歳までと書いてあって、結婚市場だけじゃなくて、就職市場でも「クリスマスケーキの呪い」。しかも、定年は男性が55歳だったのに、女性は30歳なんて企業がざらで、結婚したら辞めてもらうというところもかなりあったらしい。つまり、日本の女性は、適齢期に結婚したら解雇されるし、結婚せずに勤め続けたら30歳にして「定年」退職させられていたわけ。まあ、あの頃は大学卒の女性でも、大企業では「お茶くみ」。要は男性社員の嫁さん候補で、企業戦士を24時間戦わせるための介護要員てところ。秘書の求人なんか「容姿端麗」なんてとんでもない条件が付いていたりして、愛人募集かいなとむかっ腹を立てたもんだけど、いかにもおじさん思考で、今になってみると笑うしかないな。現代中国はそこまでおじさん社会ではないようだけど、エイジズムに関してはさして変わらないらしい。

ワタシ個人は幸いなことに、いわゆる「サービス残業」が月に100時間以上(女性で未成年だったから、当時の法律では違法労働)というブラック会社を、親の転勤を口実に10ヵ月で止めて、秘書学校に行って、(英語と英文タイプに助けられて)北欧系の外資に再就職したけど、そこでは同じ学歴なら給料に男女の差がなかったし、もちろん定年も男女同じ。(専業主婦になれる柄じゃないので)結婚なんかしないつもりだったから、天国だったな。もっとも、いずれは東京に転勤させてもらって独身を謳歌しようと思っていたのが、クリスマスケーキになってからひょんなことで結婚のため退職して、太平洋を渡って、年齢制限も既婚かどうかを問われることもない環境でばりばり?働き続けることになったんだから、人生はどこに分かれ道があるかわからない。中国だって、このまま少子化が進めば、今若者たちを脅かしている「35歳の呪い」の壁が崩れる日が来ると思うし、もう待てないなら「分かれ道」を探すこともできるはずだと思うけどね。


ベーカー山北斜面~氷河や雪渓が減って来ているらしい

夕暮れ・・・