リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

嵐の後の日曜日~戯れる雲を眺めてリラックス

2024年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月18日(日曜日)。☁🌧☁⛅。雨、降った!ゆうべは夜中近くからときどき南の方で空がパッと明るくなって、おお、カミナリ様の登場。初めのうちは音が聞こえなかったけど、夜中を過ぎてから遠くでゴロゴロ。寝てからは窓ガラスを叩く雨の音が聞こえ、風の音も大きくなって、予報通りの嵐。朝起きてみたら、ルーフデッキはびしょ濡れで、どんよりした空からはまだ降って来そうな気配。かなり荒れたようでバルコニーにはあちこちにどこからか飛んで来た紙くず。メトロバンクーバーでは2万戸が停電したんだそうで、その原因のほとんどが倒れた木が電線を切断したため。ずいぶん長いこと干ばつ気味だったので、庭木や街路樹の根が弱っていて、強風にあおられると踏ん張りが利かなくなって倒れてしまうんだろうな。

日曜日はウォーキングを休みにして掃除と洗濯。天気が変わったせいか、右肩が疼いて痛い。もう何年も調子が良くなかったのを、去年の春のリバークルーズで突発的な嘔吐でベッドに仰向けに倒れて窒息しそうになっていたカレシを抱き起そうとして悪化させたのが未だに治らないから困ったもんだ。動いているうちはサロンパスを貼って何とかなるけど、30年くらい前のようにカチカチに凍ってしまったら二の腕まで動かなくなるから、気を付けないとね。掃除が終わってひと息ついた頃にルーフデッキがぽちぽちと水玉模様になったと思ったら、何気なくデッキに出て行ったカレシが「降られた。濡れてしまった」と飛び込んで来て、それからひとしきりまともな雨。それでもランチが終わる頃には青空がのぞくようになって、やがて台風一過のような空模様。まだ風があると見えて、白い雲と黒い雲が入り乱れて、くるくる形を変えながら北の方へ移動。


2時35分・・・

午後のうちに脚本の手直しを終えて、USBスティックにコピーして、最後の仕上げをする前に読んでみてとカレシに渡して、後はきのうMP3ファイルにしてくれたハウザーのCD(The Player)を聞きながら、今日のクロスワードパズル(明日の日付)で息抜き。晩ご飯の後はニュースを読んだり、アーカイブのクロスワードをやったり、忙しなく変わる雲の写真を撮るのに熱中したりで、ひたすらリラックス・・・。








誰かの横顔に似ているような・・・



午後8時35分、日が暮れて夕闇が広がる空に昇って来た大きな月とベーカー山・・・


打たれ続けた出る杭のトラウマかな

2024年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月17日(土曜日)。☀🌤。今日は暑くなりそう。夏の最後のあがきと言うところかな。ひょっとして30度なんて猛暑になったらそれこそ「悪あがき」だな。夜には降水確率100%で、風も出て来てちょっとした荒れ模様になりそうな予報。日曜日の午後には日が差して来るらしいけど、予想最高気温は21度で、その先は20度前後で雨が降ったり止んだりのけっこう典型的な8月下旬の天気。子供たちの夏休みも残すところあと2週間・・・。

白内障の手術をする方向が固まったので、何となく気持が軽くなった感じで、外が妙にはっきり見える気がするからおもしろい。ついきのうまでは眼鏡を拭いても拭いてもはっきりしなかったので、あんがい知らず知らずにイライラ気分が募っていたのかもしれない。別に眼鏡がクリアになったわけじゃないし、視力が良くなったわけでもないのにね。たくさんあった懸案事項が少しずつ片付いて来ているというのも寄与しているかな。土曜日はワタシの「定休日」だから、ランチの後はしっかり腰を落ち着けて翻訳・脚色の脚本の肉付け。オリジナルでは第2幕で「経過報告」のようになっていた遭難事件とその後の顛末を最初に提示しておいて、そこからオリジナルにはなかった主人公の「あの日」を書き足して、オリジナルの場を書き直して『Mail Carrier Heijiro』という芝居に仕立て直したもの。背景にある植民地主義や先住民抑圧の歴史はカナダの先住民の歴史と通じるものがあるので、制作、上演のチャンスはあると思うんだけど・・・。

でも、おとといのディナーの席で、ワタシの劇作の先生を買って出てくれて個人指導してくれたArts Club常務理事キャシーが転職してBC州随一のバレエ団(Ballet BC;BBC)の専務理事に就任するという発表があって、それ自体はキャシーが前日に直接電話で知らせてくれていたんだけど、「Arts Clubでの17年は素晴らしかったけど、新しい冒険をしたくなった」というキャシーの挨拶を聞いて心にずしんと来るものを感じたワタシ。コロナで劇場の灯が消えていた間の資金集めに奔走した功績で事務方ナンバー2の常務理事に昇格したけど、満たされないでいるうちにヘッドハンティングされたということらしい。ちょっと寂しくなるけど、これからもArts Clubのイベントで会えると思えば、おめでとう、うんと活躍してね。

でも、あのとき輝いているキャシーを見て、一緒に来ていた夫氏のジョンが「彼女なら大丈夫。いい仕事をするよ」と言うのを聞いて、ワタシの心の中に巣くっていたもやもやが火花を飛ばしたのは想定外だったな。キャシーの指導を受けてからもう何年も経っていて、劇作のワークショップや講座をいくつも受講してワタシなりの勉強を重ねて来て、たくさんの人たちからアドバイスや激励をもらって来たのに、あと一歩のところで開きかけているドアを押すのを躊躇していたのは、中学高校時代の心理的ないじめや25年前の人生最大の危機のトラウマが燻っていて、成功して認められたら、図らずして「出る杭」になってしまったら、また辛い目に遭うんじゃないかという「危惧」が心の奥に潜んでいたから。それでも、この年になったら「出る杭」もいくら叩いたって引っ込まないし、抜こうとしてもおいそれとは抜けないくらい曲がっていると思うから、もう怖いことはない。何かをやり遂げたという自己満足感だけでいいんだから、簡単に投げ出さないのがワタシのいいところなんだから、がんばろうじゃないの。