リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今の日本語は昔の英語で今の英語が昔の日本語?

2024年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月21日(水曜日)。☁。寒いなあ。朝起きてダイニングのサーモスタットを見たら24度で、あと0.5度下がったら暖房の設定温度になってしまう寒さ。きのうは21度までしか上がらなかったそうだから、下旬とはいえまだ8月だってのにほんとに異常低温だなあ。呆れてプログラムを「自動モード」に切り替えたけど、あしたは朝方に暖房が入った!なんてことになっていたりしてね。週末あたりは秋の毛布に替えた方がいいのかな。じゃないと寝冷えしてしまいそう。

きのうの夜はもう何ヵ月も音信のなかった友だちから電話が来て、10時過ぎまで1時間以上もおしゃべり。カレッジの通訳講座の仲間で、リタイアしたばかりのベテラン通訳だから、ワタシは英語、彼女は日本語で会話が始まったんだけど、「日本語の練習をしなくちゃ」と言われて、あ、そっかと日本語に切り替えたら、これがまたタイヘン。最後に本格的な日本語会話をしたのはコロナの前だったから、ずいぶん長い年月が経った勘定で、自分の耳には日本語っぽく聞こえないし、脳内では英語を勉強中だった60年前の英会話の練習みたいな感覚。まあ、日本を出て半世紀になるし、日常生活は100%英語だったし、仕事上の会話はビジネス日本語だったし、バブル期以降にできた日本人コミュニティとは年代が違うせいで接点がなかったから、翻訳業で「読む・書く」という能力は保持できたものの、「話す・聞く」という能力は劣化したんだろうな。このあたりは、英語の読み書きには不自由がなくても話せないという人がいるのと同じで、つまり、英語で暮らすワタシにとっての日本語は日本語で暮らす日本人にとっての英語のようなものになっているのかもしれない。日本人なのにけしからんと思われるかもしれないけど、今となっては話をするなら英語の方が言いたいことを言いたいように言えて、ストレスがなくて楽だなあ。


通訳講座を卒業した日本語組三羽烏(友だちが送ってくれた35年前の懐かしい写真)

さてさて、今日は週中の「こぶの日」。あした、あさってと忙しくなる前にぽかっと穴が開いたような日なので、今のうちにと東京でホテルの外に出ると必要になる携帯のSIMカード探し。前回日本に行ったのは6年前で、レンタルのSIMカードを予約して行って空港で受取り、空港で返還したんだけど、今回は船だからそれができそうにない。そこでホテルのある新宿のどこかにレンタルできる店がないかと探したんだけどよくわからなくて、はて困ったと思ったときに行き当たったのが「ジャパンSIMカード」というやつ。イギリスの会社が日本向けにHanaCell(話せる)という粋な名前でやっていて、39米ドルでSIMカードを買ったら、使用した月だけ料金を払えばよく、日本から帰って来ても、年間8米ドルの維持費を払えば何度でも同じカード(番号)を日本で使えるという便利さ。カナダでは数年前からSIMロックが禁止されているので問題はないし、身分証明の写真をアップロードすれば、その住所に配送してくれるというので、よし、これに決めたと、さっそく申し込んで、運転免許証の写真をアップロード。注文の確認と身分証明の受入れのメールが来て、後は送られて来るのを待つだけ。これだと日本で会う人たちに出発前に携帯の番号を連絡して置けるからほんとに便利。

これで「やることリスト」からまたひとつ項目が消えて、今日はこれでおしまい。ああ、やれやれ。窓から景色を眺めていたら、おや、架け替え工事中のパタロ橋に2本目のケーブルが張られている。あは、けさ起きた時に遠くでカンカンやっていたのはこれだったのか。張っているところを見たかったな。資材不足や人手不足で今年中に開通する予定が来年に延びたけど、それでも斜張橋の形が少し見えるようになって来た。隣のオレンジ色のアーチは築87年のパタロ橋で、縮こまって見えるのが何だかかわいそうでもある。完成したら窓からの眺めは様代わりするな。


2本目のケーブルが張られた新パタロ橋



白内障の手術の予定日も決まって

2024年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月20日(火曜日)。☁⛅🌤。曇りがちだったけど、ちょっと涼しいかなという程度で、まずまずの朝。さて、朝ご飯となったら、あら、バナナがないよ。ま、今日は買い物に行くから、ブルーベリーをゴロゴロと倍くらい入れればいいんじゃない?

今日は眼科で白内障手術の準備としての眼球やレンズについての測定検査の予約が午前9時半。ロビー階から裏口を出て、屋内駐車場を抜けて、屋外駐車場を通ったらクリニックのある医療ビル。エレベーターに乗って2階に着いたところで、予約カードを忘れて来たのに気が付いて、そのまま1階に降りて我が家へまっしぐら。予約の時間まであと5分というところで、部屋に入るなりオフィスのデスクに突進して、カードを掴んで回れ右。呆気に取られているカレシを後に、運よく23階で止まったままだったエレベーターに乗って、医療ビルに駆け込んで、クリニックの受付に着いたのは9時30分きっかり。クリニックには眼科医が10人近くいるので待合室はほぼ満席で、ひっきりなしに誰かが呼ばれて行って、空いた席はすぐに誰かが座ってという忙しさ。待つこと10分足らずで名前を呼ばれて検査室へ。検査技師のウォレンさんが2種類の機械を使って眼球のカーブと長さを測定。「相当な乱視がありますねえ。トーリックレンズを入れるんですか」と聞くので、普通の単焦点レンズです。乱視は生まれつきだし、9歳の時から眼鏡をかけていて、40年ほどコンタクトレンズを使っていた後で眼鏡に切り替えて不便を感じないし、年も年なので今のままでいいんです。「慣れているならそれが一番ですよ。白内障の手術は濁りを取るためですからね」。そうそう、もう76年もこの眼で二重、三重の世の中を見て来たんだもの。

今回は瞳孔を開かなくても良かったので、ランチも買い物も支障なし。べザードが窓ガラスの見積もりを加算した総額を知らせて来たので、即行で半額を支払い。すぐ外に室外機を置けて中には配電盤がある狭いオフィスだけに入れるのに120万円だから、普通にリビングと寝室というように2ヵ所か3ヵ所に取り付けるとしたら、1LDKでもどれだけかかるか推して知るべしで、理事会の議事録で見る限り、許可申請を出したのはエアコンのない184戸のうち低層棟1戸、高層棟2戸だけなのは、みんな見積りを見て諦めたということだろうな。コンサル氏も一番コストのかかる方式を推奨して、さらに工事計画を吟味して可否を理事会に進言することでさらに稼ごうとしたのが、すっかり当てが外れたってことか。それは残念だったねぇ。

ハッピーアワーでマティニを飲みながら旅行の話をしていたら、眼科クリニックから電話。けさ測定検査に行って来たばかりで何なんだろうと思ったら、「手術の予定を決めたいんですが」だって。おお、いつになるのかな。「9月5日はどうですか」って、うへ、はぁ~やっ。待機3ヵ月なんて言ってたのに、もしかして急ぐ理由でもあるとか?でも、それじゃあ1ヵ月のバケーションに出かける1週間前。手術から1ヵ月くらいはいわば観察期間みたいなもんだから、いやぁ、無理だよねえ。帰って来るのが10月10日なので、どうしたってそれ以降。「それでは10月18日はどうですか」。あ、それなら時差ぼけも治っているだろうから大丈夫ですと言ったら、お姉さんは朗らかに笑って「手術に関する注意書きは2日前までに送りますね」。はあ、エアコンに次いで手術のスケジュールも決まって、はあ、すごい解放感。ストレスが一気に吹っ飛んだところで、旅行の準備に集中することにして、まずは東京にいる間に必要な携帯のSIMカードをどうするか。でも、先に晩ご飯のしたくをしなくちゃ・・・。