リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

通勤電車がストップしたせいか周りは車の洪水

2024年08月24日 | 日々の風の吹くまま
8月23日(金曜日)。☁🌧。ゆうべは遊び過ぎたのか、2人とも疲れて寝酒もせずに早寝。おかげで目が覚めるのも早くて、7時過ぎには起きてしまった。やれやれ。朝方にけっこう気温が下がるので、けさはオフィスのヒーターが温かくなっていて、ダイニング/リビングのサーモスタットもぎりぎりの温度。それにしても8月に暖房なんて、霧がかかって寒い日には薪ストーブを使っていた子供の頃の釧路の夏を思い出すなあ。思い切って毛布をアクリルの秋のものに取り替えて、部屋着はこういう時のために1枚だけ残してあった七分袖のTシャツに着替え。今日は1日中こんな寒々とした感じで、夜には大雨警報発令・・・。

カレシの午前中のレッスンが休みなので、車の運動もかねて州営の酒屋へドライブ。駐車場に降りるまではちょっと遠くの酒屋に行くつもりだったけど、地下1階と地上階の有料駐車場が珍しく満杯で、次々入って来る車をよけながら外に出たら駐車場も路駐もぎっしりなもので、何かあるなと考えて近い方の酒屋に変更。こんなにたくさんの車が駐車場も道路も埋め尽くしている光景を見たのは初めてだけど、70キロ先のミッションを始発として1日3千人が利用するWest Coast Expressが運休したままなので、たぶん車通勤に切り替えた人たちがバンクーバーでは駐車できないと考えて、終点が同じスカイトレインのエキスポ線に乗ろうとしているんじゃないかな。モールの中にあるニューウェストミンスター駅の有料駐車場はたぶん満杯で、近くにあるコロンビアスクエア・モールの駐車場は無料だけど買い物客専用で3時間までだし、駅の周囲での路駐はメーターがなくてもほとんどが2時間までだし、ということで、「駐車難民」が駅から1.5キロ離れた我が家の辺りまで彷徨って来ているんだろうな。もしかしたら、歩道のところどころにポツンとあるメーターを見落として無料だと勘違いした車も多いかも・・・。

コロンビアスクエアの駐車場はスカスカで、端っこにある酒屋の前に止めて、ジン(ブードルズ)を3本、ベルモット1本、ワタシのムッシュ・ヘネシーを2本買って帰って来たけど、貨物列車がストップしたままだと、東部で陸揚げされるワインやコニャックやスコッチのようなヨーロッパからの輸入品がここまで来れなくなって、品切れになるかもしれないな。まあ、3週間後には船の上だから、それまで今日買って来た分で何とか持つだろうと思うけど、はてさて。何しろ組合は仲裁の命令に反発してストに入る気満々だから、野党の協力がなければ立法措置を取れないトルドー君は八方ふさがりの感じで、このままマヒ状態が続いたら来年の総選挙で負けること請け合い。もしかしてそれまで持たなかったりして・・・。

ランチの後は、自動車保険の更新のために道路向かいのBCAA(BC州の自動車協会)のオフィスへ。かなり待っている人がいたけどすぐに手続きしてもらえたのは、予め1時半に予約を入れてあったから。最近は人手不足を反映してか、オンラインの予約システムを取り入れたところが増えていて、予約優先だから予約なしは後回し。それでも昔の習慣のまま予約なしで来る人が多いんだろうな。自動車保険は基本の保険料から無事故の年数による割引、高齢者割引が差し引かれていて、さらに年間の走行距離が5千キロ以下だと10%割引。この割引を受けるには(当然)走行距離を確認するので、酒屋に行く前に携帯でタイムスタンプ付きの写真を撮っておいて、それを見せたら、「うわっ、走ってないですねえ」。そうなの、20年落ちのエコー君は去年やっと3万キロを突破(3万85キロ)したところで、今年は3万969キロだから、年間の走行距離はわずか884キロ。まあ、最近はウーバーを使うしねぇ。でもまあ1万円ちょっとの割引になって、保険料は10万円をちょっと出ただけ・・・。


1年かかって884キロ走ってこの数字


全国で鉄道がストップしてしまうと・・・

2024年08月24日 | 日々の風の吹くまま
8月22日(木曜日)。⛅☁。まあまあの朝。きのうの最高気温は何と18度。主要鉄道会社2社の労使交渉がまとまらず、とうとうCN、CP共にロックアウトに出て、ほぼカナダ全国で鉄道の貨物輸送がストップ。バンクーバーやトロントのような大都市圏では通勤用の旅客鉄道もストップ。毎日1千億円を超える貨物が鉄道輸送されていて、マニトバやサスカチュワンで生産される穀類はほとんど鉄道依存だし、対米輸出も20%が鉄道輸送なので、それをみんなトラック輸送に切り替えるなんて端から逆立ちしたって不可能。政府は「当事者同士で解決していただきたい」なんてのんきなことを言ってたけど、国の経済活動がマヒしちゃうよ。知らないよぉ。

でも、きのうまで介入はしないと言っていたのに、一夜明けてほんとに鉄道がストップしてしまったら、労働大臣が職権を発動して「拘束的仲裁」を命令というみごとな回れ右。立法措置でストを中止させられるけど、政権維持に協力している新民主党が「支持しない」と公言しちゃっために仲裁と言う次善の策を取らざるを得なかったんだろうな。何しろ真っ先に浮上したのが都市の上水道の消毒に使う塩素の供給が止まってしまう問題で、塩素がなくなったら全国で水道水の煮沸勧告が出される異常事態になるし、そうでなくても物資の流通が止まったら品不足が起きて(一時的でも)物価が上がるだろうから、少数政権で支持率が右肩「下がり」のトルドー君も頭を抱えていることだろうな。はて、どうなるんだろうねえ、これ。

今日はArts Clubの寄付者を集めての「謝恩会」があって、例年クロケーパーティの会場になっていたロバータの邸宅の庭が使えなくなって、急遽グランヴィルアイランドの劇場にある(休止中の)レストランに変更して、まだシーズン最後の作品を上演中なので午後4時から6時という半端な時間。午後3時を過ぎてウーバーででかけたけど、高速に乗るあたりで渋滞していて、西方面はほぼ普通だったけど東方面がまだラッシュでもないのにすごい混雑。鉄道の線路を使って遠い郊外とバンクーバーを結んでいるWest Coast Expressという通勤電車がストップしているのと、物資の輸送が大型トラックに切り替わったせいで半端じゃない交通量になっているらしい。それでも間に合って劇場に着いて、まずは2組に分かれて舞台裏や舞台装置を作る工作所の見学。ただし、公演中なので舞台裏は通るだけで、工作所は新シーズン第1作のセットを搬出したばかりでがらぁ~ん。その後で劇場に戻ってワインとおつまみでちょっとパーティをしてお開き。

何だかしょぼいパーティだったけど、私たちは終わったその足ですぐそばのレストランSandbarへ。ケイトお姉ちゃんとロバートと4人でのディナーだったのが、予約を引き受けてくれたケイトお姉ちゃんの声かけでマーヴィンとアーマが加わって6人になり、さらにティムとヒラリーも加わって総勢8人の会食。みんなそうそうたる学歴とキャリアの人たちばかりだけど、いつもArts Clubのイベントで会って、いわゆるオフ会でもわいわいやっている同年代のリタイア組だから、とにかくにぎやか。。それぞれに好きな飲み物と料理を注文して、カレシはクルーズに備えて今からダイエットするとチキンサラダ、ワタシは併設の星寿司のにぎりセット。親指の不調で箸が使いにくいので、普通の水を入れたグラスをもらって指先を洗いながら手でつまんでパクパク。偶然みんな旅行の予定が迫っていたので、若い頃の旅の冒険談が飛び交ったりして、年寄り8人のにぎやかな会食が終わったのは3時間後。いや、楽しかったね。