リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

おひとり様ビジネスとワンオペの家庭運営はどう違う

2022年07月11日 | 日々の風の吹くまま
7月10日(日曜日)。⛅⛅☀。断食明けの朝。前の日の朝ご飯から後は何も食べていないのに、空きっ腹じゃなくて、元気いっぱいというのは不思議だけど、胃腸や肝臓を休ませて、生理的な断捨離をしてせいせいしたという感じかもしれない。まあ、そういうのもこの「断続的断食」の狙いなんだろうな。肘と膝の擦り傷はまだ少し濡れているけど、絆創膏の染みの大きさが傷の半分以下になっていたので、そのまま新しい絆創膏を貼らずに、膝はスカートの裾が当たらないようにミニに替えて、乾かすことにした。それにしても、肘も膝もずるっと大きな擦り傷で、かっこ悪いなあ。何だか昔のおてんば娘がそのままおばあちゃんになったみたい。

朝ご飯を食べて、のんびりしていたら、カレシが「おい、日曜日だぞ」。はあ?月曜日じゃないの?「日曜日だよ、日曜日。掃除の日だよ」とカレシ。そっかぁ、きのうは土曜日で洗濯をしたから、今日は掃除をする日曜日なんだ。土曜日の断食を始めてからというもの、何だか知らないけど、日曜日に目が覚めてすんなり月曜日の朝だと思うようになった気がするなあ。いや、もっと前からそうだったような気もする。リタイアしたら日曜日も月曜日も関係ないから、早く月曜日にならないかなと思っているわけじゃないよね。もっとも、リタイア前のおひとり様稼業30年は週7日いっつも仕事に追いまくられていて、週末も休みの日もなかったけど、リタイアしたら「仕事」をしなくなっただけで、週末も平日も同じ毎日ってことには変わりがないんだけどな。でも、現役の頃は、クライアントが東京とかニューヨークとかロンドンとか標準時間が何時間も先にいて、特にアジアやヨーロッパは日付も先だったし、おまけにいつもカレンダーの先の先の先の納入期限を見ていたから、ワタシの脳内時計と暦がおかしくなっていて、コロナの行動制限とか週一の断食とか、生活習慣に変化があると狂いやすくなっているのかもしれない。まあ、「リタイアぼけ」という可能性も無きにしも非ずかもしれないけど。

掃除とウォーキングとランチを済ませて、晩ご飯の支度までの時間を小町横丁でのんびり。先日あったフリーで働く友だちの「運の良さ」が羨ましくてしかたがないというトピックにまだ「フリーランスは運だけでは無理」というレスが続いていて、それに対してトピ主が「(会社員時代はデキない人だった)友人を否定する人が誰もいないことにびっくり」と言ったもので、下に見ていた友だちの成功が妬ましくて、小町で「友だちは運が良かっただけだよ」と慰めてもらいたかっただけかという方向に進展。なぁ~んだ。でも、フリーランスのビジネスって、いわゆるワンオペの家事育児とさして変わらないんじゃないかと、ふと思った。自分が経営者だからCEO(Chief Executive Officer、最高経営責任者)なわけだけど、フリーランスビジネスの場合はChief Everything Officer、つまり「最高何でも責任者」。おひとり様だから、社長から専務から営業部長から財務部長から経理部長から製造部長からシステム部長から法務部長から調査部長から品質管理部長からから総務部長から、それぞれ下の課長から平社員までぜぇ~んぶが自分の仕事で、草鞋の数が多すぎて足が何本あっても足りないし、脳内はたこ足配線どころじゃないし・・・。

それを家事全般と並行してやっていたから、まさにダブルワンオペ。それをほぼ30年やれたのは、あんがい、カレシが家事に参加しなかったおかげで、家庭を「グループ企業」のように運営することができたからじゃないかと思う。ビジネスと並べてみれば、家庭にだって財務、経理、製造、システム、営繕、総務、企画、(子供がいれば)人事といった「業務」があるわけで、結婚当初からそうやって共働きして来たので、フリーランスになったときには15年のワンオペ経験が積み上がっていたということかな。もっと突き詰めて考えると、フリーランスになる前の10年間に上級秘書としてのキャリアを積んでいたことがダブルワンオペを可能にしたのかもしれない。オフィスにパソコンが登場し始めたばかりでネットも携帯もなかったあの時代は、秘書のできの良し悪しが仕える上司の出世に影響すると言われたくらいで、いざと言う時には不在の上司に代わって決断できるように、みんなビジネス経営のスキルを磨くのに切磋琢磨していたから、その環境でワタシも鍛えられたんだと思うけど、今になっては遠い昔の自分語りで、それを「運」と評するかどうかは人それぞれ。ワタシ自身は「捕まえてなんぼ」の類の運には恵まれたと思うけど、寄って来たのを捕まえなければ運がなかったのと同じだから、運も一期一会のものなのかもね。空を行く雲も一期一会・・・





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