1月19日(木曜日)。🌥🌤。おお、上々の天気。ゆうべが帰りがちょっと遅くて疲れていたし、ワタシは今日また忙しくなるので、のんびりと9時近くに起床。朝ご飯を食べて、10時過ぎにウォーキング。風が少し冷たいけど、歩いていると、庭木のねこやなぎが指先で撫でて見たくなるような花芽を出していて、来週はまた寒くなるという予報だけど、いいのかな。まだ風は冷たくて、何かそんな歌があったなあ、何だっけなあと考えながら歩いて、最後の交差点が目の前というところまで来てやっと思い出した。タイトルは思い浮かばないし、メロディもあやふやだけd、「春は名のみの、風の寒さや」とか何とかいう出だしの歌。ほんとに、ちょうどそんな感じだけど、空の雲は元気いっぱい。
帰って来てすぐに電話が鳴って、トラベルエージェントのジェフ。きのうクリスマス前からのカリブ海クルーズから帰って来たばかりで、おかえりぃと言ったら、「いやぁ、ペーパーワークの山だよ」。そりゃあ、1ヵ月もバケーションに行ってたら、そうなるでしょ。あはは。でも、「とりあえずバンクーバー→東京のクルーズのキャビンの相談」。往復の飛行機がいらないから、ひとつ上のクラスのキャビンをリクエストしてあったけど、「いいキャビンは軒並みキャンセル待ち」。うはあ、来年の9月の話なのに。アラスカの最後の寄港地を出たら、釧路まで丸6日間太平洋の真っただ中なのに、高いキャビンから飛ぶように売れてるなんて信じられないと言ったら、「いやいや、何日も海の上というのが魅力なんだよ。のんびりできていいもんだよ」。なるほど、1人4百万円とか5百万円という広いキャビンに泊まるような人たちは、きっと大金持で、もうクルーズ船で世界中を見てしまっているだろうから、年を取った今は寄港地の観光なんか興味がなくて、プールサイドで潮風に吹かれながらワインを片手にゆったりしたいということなんだろうな。
Silverseaの船は、今年の夏に就航する新造船Silver Nova号でも乗客定員は728人で、3千人とか4千人、はては6千人以上も乗るロイヤルカリビアン(Silverseaの親会社)やカーニバルのような超大型船のように遊園地とか大きなカジノやショーシアターがなくて(Silverseaは「子供向けの設備やサービスはない」と明記)、その分落ち着いて静かなことも、高齢者に受けるんだろうな。リタイアしてやっと一緒に世界を旅行して回れるようになった私たちは、まだそこまでの境地に到達してないから、寄港地での観光も楽しみなんだけど、やっぱりSilverseaのオールインクルーシブの至れり尽くせりで、ゆったりと羽を伸ばせる小型船が一番魅力があって、日本的に言うなら「コスパ最高」。ジェフとの電話が行ったり来たりして、最終的にリクエストしたクラスのキャビンを確保。いつも利用していたクラスより30%くらい広くて、寝室がリビングとは別になっているのが「おうち感覚」でいい。
ジェフからインボイスが送られて来て、予約金約50万円の支払い期限は来週の木曜日で、残りは来年の5月中旬。コロナの前には、予約してから2週間くらいで(返金不可の)残り全額を払い込んだものだったけど、コロナで船を動かせなくなったおかげで、多額の返金処理で収支に大きな影響が出たことから、まだコロナがどうなるかわからないし、南アメリカは政情不安になっている状況で、あの経験を教訓にしてシステムを変えたんだろうと思う。それはともかく、生まれ故郷に船で行くなんて、まるで夢のよう。バンクーバーを出港するのは9月12日。いったん北上して、アラスカ湾沿いにケチカン、ジュノー、スカグウェイ、シトカ、コディアク島、ダッチハーバーに寄港して、ベーリング海から6日かけて太平洋を横断して、ふるさと釧路に入港するのは9月28日。翌日は宮古に寄って、終点の東京に着くのは10月1日。さっそく、みんなに来年の秋に行くよぉ~っとメールしなくちゃ。先の長い話ではあるけど。