リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人間とは人との間のスペースの意味もあったの?

2020年04月01日 | 日々の風の吹くまま
3月31日(火曜日)。☁☀☀。また天気予報は外れ。でも、出かけるときには雨が降っていない方がいいので、こういう外れ方はうれしいね。目が覚めたのが8時半だったので、朝ご飯を食べてすぐに出かける準備。カレシがダウンタウンまで車で送ってくれると言い出して、あそこは駐車がタイヘンだよと言ったら、「いや、ダウンタウンで下ろしてからオークリック辺りに行って、そこで車を止めて待っているから、終わったら地下鉄で来い」。あっ、そ。

と言うことで、地下の駐車場に降りて行って、車に乗り込んで、いざ・・・あは、バッテリが上がってしまっている。前から言ってたんだけどなあ、特に用がなくてもときどき走らせておかないと上がっちゃうよって。今は簡単にじゃあタクシーでってわけには行かない状況なんだから、何かあったときに車を使えないと困るじゃないの。でもまあ、動かないんだからどうしようもないので、カレシはおうちに、ワタシは駅の方へ。がら空き状態の電車に乗ったら吊り革が全部なくなっていたのでびっくり。「立ち乗り」が禁止になったのは知っていたけど、徹底してるなあ。でも、空き過ぎるくらい空いているし、5分おきくらいに頭の上でピンポ~ンと鳴って「他の乗客との間隔を保ってください。頻繁に手を洗いましょう」とアナウンスが流れるから、みんな自然に他の人と間隔を開けて座っている感じ。

バンクーバーのダウンタウンはやっぱり人が少なくて、閉まっている店が多かった。会計事務所のあるオフィスビルは駅から1ブロック先で、何かしぃ~んとした感じだなと思ったら、あら、ドアがロックされていて、「25日よりカードキーによるアクセスのみ」と言う張り紙。あちゃ、3階に届けてと言うメールが来た後でビル全体がロックダウンになっちゃったみたい。証券会社や会計事務所や弁護士事務所が入っている高層ビルなので、そうでなくても人の出入りが多いから、エレベーターで2メートルの間隔を取れと言われてもちょっと無理な話で、しょうがないね。入れなかった帰るとカレシに電話したら「ウォーキングを兼ねて、時間を見計らって駅の近くまで迎えに行くよ」。はぁい、と言うことで回れ右。

税金の申告書類は郵便で送ればいいから困ることはないし、ロックダウンされた都市の風景を垣間見ることができたので、けっこう息抜きになったのは幸いかな。何しろ人が少ないから、駅のエスカレーターは数段ごとにひとり、改札ゲートも前の人の後ろでちょっと距離を置いて、プラットホームでもてんでばらばらといった感じで電車を待って、入って来た電車に乗ったら、さっと見回してうまく離れて座っている。このphysical distancing、車が「車間距離」を取るなら、人間は「人間距離」かな。いや、それじゃあ「にんげん距離」と読めてしまうから「体間距離」かな。日本語の「人間」は「人の間」ってことだと教わったけど、「人との間のスペース」という意味もあったのかなあ。