らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ベルリン四重奏団(ズスケ・クァルテット・ベルリン)

2009年08月10日 23時45分56秒 | 山形弦楽四重奏団
 山形Qはハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目指していますが、この間の第32回定期演奏会で全68曲中半分の34曲の演奏を終えたことになります。このまま演奏会たびごとに1曲ずつ演奏していくとまだ9年近くかかることになります。

 プロフィ~ル的にはハイドンの弦楽四重奏曲全曲企画となっていますが、密かに??ベ~ト~ヴェンやモ~ツァルトの弦楽四重奏曲の全曲演奏も平行して目指しています。この作曲家達は毎回取り上げるわけではないのですが(最近はモ~ツァルトは止まっていますが)年に数回取り上げていて、ベ~ト~ヴェンは今度の第33回定期演奏会で取り上げる第10番「ハ~プ」Op.74で全17曲中11曲を定期演奏会でプログラミングしたことになります。残すところは、第5番Op.18-5、第12番Op.127、第13番Op.130、第14番Op.131、第15番Op.132、そして大フ~ガOp.133の6曲になりました。後期の難しい曲ばかり残ってしまいましたガ、毎年チャレンジしていく予定です。ハイドンより先に全曲演奏は達成できそうです。

 とは言ってもたった1回ずつ位の本番を歴たところで、楽聖の音楽的な深みには到底達することは困難ですのでこれからも色々な機会に演奏したいと思っています。しかし、私達が大好きな音楽であっても通常の依頼演奏会で演奏する事はなかなか難しい面もあって、今までに定期演奏会以外では米沢の関小学校の子供達の前で第4番を演奏しただけです。

 私達に演奏依頼をしていただく方々のほとんどの方が、「聴きやすいモノ」という注文をいただくことが多いので、この名曲達の渋い曲達は選曲されにくいのです。残念ですが。

 ベ~ト~ヴェンの交響曲は、クラシックファンの方々のメジャ~です。ピアノソナタや協奏曲もそうでしょう。しかし彼が亡くなる間際まで精魂込めて作曲した名曲達は「弦楽四重奏ファン」以外には全くの無名と言っていいでしょう。本当にもったいないことです。

 と長くなりましたが、以前にも紹介したSUSKE-QUARTETTの山形Q次回定期演奏会でプログラミングした第10番の分売盤を紹介します。第8番と第10番がカップリングしていて、ハイパ~・リマスタリングされた日本盤です。

 お金がある方は全曲盤の方が断然お得ですが、このハイパ~・リマスタリングされた盤の方が良いオ~ディオで聴けば良い音で聴くことが出来ます。ジャケットの写真もかっこよく、解説もついているので少々高いですが、購入しても損は無いCDです。

 この「ハ~プ」は、楽聖の弦楽四重奏曲の中では聴きやすい曲なので何から聴き始めるのが良いのだろう?という方には良い選曲だと思います。
HMVジャパン
コメント (2)
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