らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

素晴らしき日曜日

2012年01月14日 23時59分51秒 | DVD鑑賞(主に映画)

 東宝が1947年(昭和二十二年)に製作した黒澤明監督作品。

 出演者は以下のとおり。
沼崎勲(雄造)、中北千枝子(昌子)、渡辺篤(与太者)、中村是好(饅頭屋)、内海突破(街頭写真屋)、並木一路(街頭写真屋2)、菅井一郎(闇屋風の男)、清水将夫(ダンスホールの支配人)、小林十九二(アパートの受付の男)、水谷史朗(浮浪児)、日高あぐり(ダンサー)、有山緑(闇屋の連れの女)、境左千夫(闇切符売り)、河崎堅男(ベエカリーの親爺)、森敏(アパートの主人)

       

 終戦直後の復員兵だった雄造と昌子の辛い貧乏暮らしの中の日曜日のデ~トが映画のスジ。手持ち金35円で、街を歩き、将来の夢を語ったりして、お金はなくとも現実の辛い生活から二人の想像力で抜け出してゆく。お金がないことによって、惨めな思いをするが、最後はハッピーエンド!

 映画の中で、効果的にF.シューベルトの未完成交響曲が使われている。登場人物達が、演奏会に行ったりしてこの曲を好きというのと、お金も名誉もない若い二人が未完成というのもかけているのかもしれない。終戦直後の街並みなど私の子供の頃に見た街の風景に近い。懐かしい。映画音楽担当は服部正(1908~2008)。
HMVジャパン

コメント (2)
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