亡父の七回忌の時、東京から持たされた父の遺品の話は、少し前に書きました。
文春文庫版の藤沢周平の小説の数々。
まずは「三屋清左衛門残日録」から。
「藩の用人だった三屋清左衛門は、息子に家督を譲り、穏やかな隠居生活をする予定で、残された日々の日常を残日録として書き記そうとしていたが、なかなか世間がそれを許してはくれなかった」というのが、超大まかな話。
原作より先に、BS放送のドラマを先に見たので、スイスイと読んでしまいました。
本を読む時間は大抵の場合、夜寝る前の布団に入ってから眠くなるまで。
読んでいても清左衛門を演じた北大路欣也さんの顔がチラついてしまいます。
藤沢周平さんの文章は、舞台、季節感、寒いのか暑いのか、匂いまで分かりやすく書かれているので、映像化しやすいのかもしれません。
今回改めて、原作の面白さに気付かされた次第。
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