寝る前のひと時、小説の中に身を任せて、違う人生を歩んだ気持ちを味わうのは、なかなか面白いものです。
次の日のお仕事に差し障りのない程度に、眠気と闘いながら楽しんでいます。
文春文庫「又蔵の火」は、「又蔵の火」「帰郷」「賽子無宿」「割れた月」「恐喝」5篇、初期の秀作。
嫌いな人、人への恨み、復讐・・・・一度頭の中に巣食ったら人は抜け出せないのでしょうか?
選択しようと思えば、別の小さくとも幸せを歩んでいく人生もあったはず。
読んでいて、「引き返せ!」何度思ったことか・・・・。
藤沢周平のうまさがもう既に表現されている小説でした。
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