らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

司馬遼太郎「英雄児」・「人斬り以蔵」

2011年03月26日 23時59分32秒 | 読書
 本日久しぶりに仕事のために山形市へ。県庁所在地に行けばガソリンが手に入ると思っていたのが、甘かったです。どこのガソリンスタンドも閉店。明日はぎりぎり本番に行く事が出来ますが、その後の事を考えると憂鬱です。徹夜して並ばなければガソリンを買えない日々はいつまで続くのでしょうかね?お金があっても買えないというのは、インフレの状況ですかね?お金が全然価値がないもの。1リットル1000円までなら買ってもいいか・・。汗。


 さて、司馬遼太郎「王城の護衛者」の短編集に入っていた残りの小説の事を・・・・。

 最初に「英雄児」。

 昨年の秋に読んだ「峠」の連載に先立って、1964年に別冊文藝春秋に発表された短編小説。もちろん主人公は、幕末の長岡藩家老~河井継之助です。

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司馬遼太郎「峠」

 峠で一度経験した河井継之助の人生を、もう一度味わえた気分~いや再会できた喜びの方が大きいです。


 二つ目のお話し「人斬り以蔵」

 主人公は岡田以蔵(1838/天保9年~1865/慶応元年)。

 江戸時代末期の土佐藩郷士だった以蔵は、武市半平太の剣術の弟子となり後に土佐勤王党に参加しました。江戸などでの剣術修行の末に京都に留まり、佐幕派の人達を斬りまくったらしい。幕末四大人斬りの一人として、「人斬り以蔵」と呼ばれたのです。

 天誅として、(武市半平太に指示された天誅もあったが)思想が合わない者を殺めるという形でしか自分の存在を認めさせられなかった、少し悲しい人です。この小説などのイメージから、殺戮者というレッテルをはられて後世の人に嫌われ続けたのですが、昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の役者さんの好演により、岡田以蔵のイメージが多少変化したそうです。

 岡田以蔵慰霊祭が死後初めて行われ、全国放送されていましたっけ。

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