らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

我が家にピアノが来ました。

2008年05月14日 13時47分55秒 | 音楽
 以前から実家のピアノを引き取ってほしいと要望があり、ようやく本日実現しました。仙台からはるばる来ました。奥さんが昔弾いていたピアノだそうです。置く場所は結局、もきちとぴのこにかじられない私のレッスン室になりました。余談ですが、ピアノ運送のプロの方々は手際が良くて、さすがにプロという仕事をしていきました。なにが?と言われれば書けませんが、あの重いピアノを二人で手際良くひょいひょいと設置していくのですから、すごいテクニックです。

 調律を何年もしていないとの事、調律をするまでは弾けません。オルガンのようなフワァフワァした音がしますし、音程が気持ち悪いです。早く調律してもらいます。

 毎日朝起きたらバッハを弾いて、コーヒーを飲んでから仕事に行く~なんて優雅な日々はいつくるのでしょう??当分無理みたいですね。明日から佐渡島、そして来週は東北演奏旅行ですから・・・・・。
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山形Q練習28-vol.3

2008年05月13日 23時12分24秒 | 山形弦楽四重奏団
 冬が戻って来たような寒さが続いています。北海道では氷点下だとか・・・。山形県内は氷点下こそないものの、桜が散った後とは思えないですね。体調には気をつけましょう。体調管理もプロならばあたりまえですからね。

 日本のプロオーケストラでは定期演奏会などは通常3日間の練習で本番を迎えます。近代物などのオペラ公演などは4~6日位練習する事もありますが、大抵の演奏会は1~2日間の練習で本番をしなくてはいけません。だから何ヶ月も練習するアマチュアの人達よりプロでご飯食べている人が優れている音楽的技術として(平均的にという意味)、まず初見力というのがあげられます。初見力というのは、譜面を見て、すぐ音楽を発せられる能力の事を言います。もちろんアマチュアでも初見力が優れた人もいれば、プロでも初見がきかない人もいます。初見力は鍛えられる能力ですが、自分は初見力が劣っていると思えば、時間を作って譜面を練習してくるしかありません。

 第28回の定期演奏会に向けての練習は今日で3回目でした。

 いきなり厳しい言い方をすると「明日本番だったら??」

 おそらく山形Qは演奏会で音楽を奏でる事は無理でしょう!今日徹夜して4人で練習しても駄目です。間に合いません。グァリネリQのメンバーの本だったか忘れたですけど、アンサンブルというのはその時その瞬間に一番レベルが低い人に演奏のレベルが合ってしまうそうです。もちろん私が一番レベルが低くなってしまう場所もあるでしょう!!本番近くなると(足をひっぱる事)一番多いのは確かに私かもと自覚症状はあります。汗。

 だからこそ自分が一番レベルが上になるという意識がお互いに必要なのでは?

 つまり一番練習をしてくる!一番音楽を理解してくる!一番余裕がある!あげればきりはないです。

 やることやってから一緒に音楽を作っていこう!>メンバー一同へ。
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占い

2008年05月12日 00時57分38秒 | 雑記
 私はあまり占いを気にした事がない。以前家の奥さんが動物占いという本を買って来て、はまっていた時期があった。

 ちなみに家の奥さんと私は、B型、牡羊座、たぬきで、誕生日こそ3月と4月で誕生月占い以外は一緒の結果がでる。exciteのHPに時々色々な占いがあるので、動物占いブームの後、最初だけやってみるようになった。最近果物占いというのがあったのでやってみた。奥さんは、さくらんぼ~プライドはあるが傷つきやすい・・・・。なるほど。私は林檎・・・。ふ~ん。
 次に犬占い~奥さんはフレンチブルドック、私は土佐犬・・・・・・・・・・・。
 また次に歴史人物占い~奥さんは春日局、私は坂本龍馬・・・・・・・。

最後に寿司ネタ占い。私の占い結果は・・・・。


 ガリ

    ガリっておい!
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Buchberger Quartet Vol.3

2008年05月11日 23時09分46秒 | お気に入りのCD
 昨日までハイドンの晩年について書きましたが、関連したCDという事で今日はBuchberger QuartetのOp.77-1・Op.77-2・Op.103、そして『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Op.51が入った2CDのセットをあげておきます。いつもながら芯のある音で明確な音楽を奏でるので、聴いていて心地いいです。棚の前で、色々なCDで迷いますが結局このCDをとって聴く事が多いようです。1000円以下で2枚組のCDが手に入るのですから、演奏者に感謝です。

 また演奏会が近くなればハイドンについて書くかもしれませんがとりあえず、この辺でいったんお開きでいいでしょうか?一人の作曲家の人生のある時期についてだけでも、調べるのに大変苦労しました。それだけ人の人生は、深いし尊いし・・。こんな拙い文章で他人の人生を語ってしまうのも申し訳ない気もします。文章を書くためだけではなく、色々勉強を続けていかないと駄目ですね。こんなものだ!って自分で思ってしまうのでは成長も止まるわけですから、日々努力しかありません。
はいっ。自分に言い聞かせ中です・・・・・・。
HMVジャパン
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さらにハイドン!

2008年05月10日 22時46分47秒 | クァルテット
 つづき。

 ハイドンはオラトリオ「四季」を作曲した前後から精神的にも肉体的にも衰えてきます。ハイドンは世間からの自分や自分の作品に対する賛辞がある裏で、自分が作曲するのにどれほどの苦しみや努力を必要とするかと嘆き始めて、作曲をする事が最大の苦痛だと思うようになってしまったのです。そして、1801年6月に遺書を作成しました。

 1809年に亡くなるまで、余生を送る事になります。だんだんと精神的にも追い込まれていったハイドンは、とうとう1806年に医者にクラヴィアを弾く事を止められてしまいます。その時ハイドンが医者に「お聞きのように、もう駄目なのです。8年前はこうではなかったのです。しかし「四季」のせいで、こういう情けないことになったのです。私は断じてあの曲を書くべきではなかった!あれを書く時、無理をしすぎました」と答えたと言われてます。

 ナポレオン率いるフランス軍との戦争のなか、1809年5月31日亡くなってしまいます。そして6月15日にウィーン市民により盛大に追悼式が行われて、モーツァルトのレクイエムでおくられました。

 ハイドンの晩年について書いてみました。色々調べたり、昔読んだ本を読み返したりしながら書いたのですが、そんな晩年のハイドンを思いながらあらためて「弦楽四重奏曲 ト長調 Op77-1「挨拶」を聴くと、その音楽の風景が全然違うものに思えてきます。曲は終始明るい響きに包まれ進行していくのですが、何か憂いを帯びてくる気がします。ハイドンの人を楽しませようという人間性のようなものに感動します。神に包まれているような大きな優しさとでも言ったら良いでしょうか?

 その作品を演奏出来る喜びをいっそう感じて練習していこうと思ったのでした。

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むむぅ~。

2008年05月09日 23時40分49秒 | 雑記
 今日は山形響庄内定期演奏会~第7回酒田公演じゃったぞい。

 明日から2日連続で山形テルサでの定期演奏会じゃ。

 今日は移動もあったし、眠いのぉ~う。

 うとうと・・・・・・・。我が家のハイドン君は眠気に勝てませんでした。
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F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト長調 Op77-1「挨拶」~その2

2008年05月08日 22時14分27秒 | クァルテット
 ハイドンは、1790年に30年間務めたエステルハージ家の楽長を辞してから1791年、94年にロンドンへ行きました。その理由は、ロンドンの優秀なオーケストラに「ザロモン交響曲」を演奏してもらい金銭と名声を得るためです。実際その活動は大成功をおさめました。ハイドンは、滞在期間中に同じくロンドンに活躍の場を求めて渡り大成功したヘンデルの「メサイヤ」の再演にも立ち会う事が出来て、自分も大規模なオラトリオの作曲をしたいと思うようになりました。

 帰国後、ザロモンから提供されたテキストでのオラトリオの作曲を依頼されます。1795年に作曲にとりかかり、1798年初めに完成したのが「天地創造」です。1798年4月29日にウィーンのシュヴァルツェンベルク宮にて初演が行われ、ハイドン自身の指揮、サリエリのピアノ、その他一流の音楽家により大成功をおさめたのでした。「天地創造」の作曲をする間、ハイドンはかつてないほどに信仰深くなり、完成されるだろう作品のために毎日ひざまずき、神に祈りを捧げました。文字通り全精力をつぎ込んで作曲したために彼の精神も肉体も衰えを隠せない状態になってしまいました。

 疲労困憊の中、ロプコヴィツ公爵のために新たな弦楽四重奏曲集を作曲し始めます。私の個人的な憶測を書かせてもらえばハイドンは弦楽四重奏曲を作曲する事が大変好きなのではなかったか?もしくは弦楽四重奏曲を書いて、自分の仲間達の喜ぶ顔が楽しみだったのではないかという想像が生まれてきます。ハイドンの弦楽四重奏曲は自身の実験の場でもあったろうし、演奏家を驚かせようという彼特有のユーモアにあふれているからです。そうでなくてはこの作曲活動は何故行ったか?の答えは出て来ない気がします。なぜならハイドンは弦楽四重奏の分野では既に作品76の6曲やその他の作曲活動では天に昇るくらいの名声と富を得ていたのですから。

 この作品77も当初は6曲の曲集の予定で書かれ始めています。しかしこの作品集は2曲(作品77-1・77-2)で終えてしまっています。「天地創造」のコンセプトをわかりやすくしたオラトリオの作曲をし始めたからです。その際ハイドンが、気に入らないテキストをおしつけられてしまいましたが、その曲は1801年に完成されて、初演も大成功をおさめました。オラトリオ「四季」です。「天地創造」は神による厳粛なオラトリオであり、「四季」は、世俗的な作りになっています(曲の目的は神への感謝)。「四季」はタイトル通り春、夏、秋、冬の場面での音楽になっていて、一般的にもわかりやすく(親しみやすく)人気も高かったようです。この作曲のために限界まで精神も肉体も衰えてしまったハイドンは以後、作曲活動はほとんど出来ませんでした。あしたのジョーのように白い灰になってしまい1809年になくなるまで余生を過ごします。1806年に弟のミヒャエルが亡くなるなど彼の人生のエンディングは寂しいものになっていきました。

 このオラトリオ「四季」を私は音大学生時代に音大の学生オケで演奏した事があります。ハイドン音楽研究家はそろって「天地創造」と「四季」は彼の2大名作と言います。ハイドンはこの2大人気曲のどちらが良い曲だ?と皇帝に問われ「天地創造」だと言ったそうです。それならば弦楽四重奏を好む人のわがままを言わせてもらえば、この作曲のためにハイドンの創造力を使い枯れさせたという事を考えると、この曲の作曲より彼の好きだった弦楽四重奏曲集作品77の全6曲を完成させてあげたかったと思うのです。

 参考文献~井上和雄著「弦楽四重奏が語るその生涯・ハイドンロマンの軌跡」

 つづく。

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F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト長調 Op77-1「挨拶」
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F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト長調 Op77-1「挨拶」

2008年05月07日 00時46分43秒 | クァルテット
 タイトルの曲を今回第28回定期演奏会でとりあげます。山形弦楽四重奏団のメンバー間ではハイドンの弦楽四重奏曲を番号でよぶことはほとんどありません。作品番号でよぶのが普通になってしまいました。が一般的にはこの曲はハイドンの第81番の弦楽四重奏曲とよばれます。何故私達が第81番とよばないかというと、シューベルトの交響曲みたいにいずれ番号がずれる気がしたので、(未完成は以前は第8番、グレートは第9番と言われてましたが、今は各々第7番・第8番が定着しつつあります)団の結成当初から番号を使う習慣がなかったのです。ハイドンの弦楽四重奏曲は全68曲なのに何故?第81番?

 それは、偽作と認められて欠番になった曲があるからです。どうでも良い事なのですが、世界の権威あるハイドン研究家がこの番号をそろそろ整理してくれると助かります。

 もうひとつこの「挨拶」というニックネームですが、実を言うと一般的ではありません。もちろん自分たちで勝手につけたわけではありませんが、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲を演奏するため毎回取りあげていくのに、少しはニックネームが有った方がプログラム的にかっこいいかな?ということで数々の出版されているハイドンの譜面を見てニックネームがついていれば採用しているのです。ちなみに「挨拶」はC.F.Peters 版についていました。名前がつこうがつくまいが、同じ曲ですが。

 ドヴォルジャークの交響曲第8番も「イギリス」とよぶ時もあれば、ないときもありますし。ベートーヴェンの「運命」も日本だけの呼び名だそうですし・・・・・。良しとしましょう!名前がついた事で興味を持ってくれる人がいればOKです。

 次回からそろそろこの曲を書いた前後のハイドンの事について書いてみようと思っています。

 さらにつづく・・・・・・・。
 
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ねむいのよぉ~。

2008年05月05日 13時28分35秒 | 家族・親族
 今日はいつもより早く起こされたのよ。せっかくパパさんの腕枕で寝てたのに・・・。眠いよぉ~~。

 早く起こされて何かと思えばよそ行きの服装に着替えさせられて、なによ~なによ~?これじゃ泥棒さんファッションじゃないの??
 

 行き先は大嫌いなお医者さんだったのら。一年に一回の狂犬病注射~~。あたちは狂犬?かわいい乙女のお尻に痛い注射ブスッってどうなのよ?おかげでお風呂に入れなくなっちゃったわ。

 家に帰って来たら、大好きな「あまでうす」のDVDを見せてくれたわ。やっぱり良いわね「あまでうす!!」ドライヴ疲れと心地よい音楽でうとうとしちゃうわよ。
  ZZzzz・・・・。
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山形Q練習28-vol.2

2008年05月04日 01時53分10秒 | 山形弦楽四重奏団
 ゴールデンウィークで県外ナンバーをよく見るし、一時的に山形県は人口が増えているんですね。年末とお盆とこのゴールデンウィークはさすがににぎやかな感じです。関東地方より暑い日が続くってどうなんだぁ~?暑いのは苦手なので食欲が一気に落ち始めました。

 昨日は第28回定期演奏会に向けての2回目の練習でした。だちゅ君が渾身の力を振り絞ったチラシが出来上がって来ていました。明日から色々と配りにまわりたいと思っています。宜しく御願いします。

 メンデルスゾーンのBowing合わせから・・・・。本当は一番最初に音楽的な事をすりあわせて(たたかわせて)からBowingをつけると良いのは認識していますが、最近の演奏会では練習の合理的進行のため最初にBowingをとりあえずつけてしまうようになりました。以前は、本番直前まで決めないでお互いの音楽を闘わせていたのですが、さすがに直前!っておい!てことに自然となったので、このBowingつけの間に個々の練習を進めていくのが最近の練習の進め方です。このBowingつけが終われば、いよいよ練習が本格的に始まります。

 9/21(日)に米沢で依頼されている演奏会のプログラムについても話し合いました。詳細はちゃんと決まったらお知らせします。あと山形響の6月月間スケジュールが決まったので、練習日の話し合い。前半はほとんど旅行のため練習日をもうけられず~~。

 ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ロ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;;)

 この間も書きましたが、今回は8月の福島県いわき市で依頼されている演奏会のプログラムも練習していかなくてはならないので、まっまぁにぃあうのかぁぁ~~~!少し不安を持ちながら・・つづく。
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近所の花

2008年05月03日 01時35分58秒 | 大江町
 (写真)山形の名物さくらんぼの花です。美味しい実を今からいっぱいつけるのでしょう。果実がなって赤くなってきたら、また写真におさめたいと思っています。
 日中はかなり暑くなってきました。暑いのは苦手です。このまま夏になってしまうのでしょうか?近所を少し散歩してきました。汗ばむ陽気ですね。田舎暮らしの良さの一つに季節を感じられるという事があります。

 こちらは林檎の花です。ここも赤い林檎の実がなってくる頃にまた写真を撮りにいきたいと思います。まぁ歩いて1、2分ですから。
     

 おまけで、家の庭のたんぽぽの花です。雑草ですが、天ぷらにして花を食べる事が出来ます。意外と美味しかったような気がします。自然に近いかたちの雑草ガーデニングもなかなか良いものです。野生化したいちごやよもぎなどもそろそろ出てくる頃です。
     
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F.J.Haydn 弦楽四重奏曲全曲演奏。

2008年05月02日 02時58分31秒 | 山形弦楽四重奏団
 先月の山形響の定期演奏会は、ボッセ氏の指揮でオールハイドンプログラムでした。お客様の中にはハイドンが楽しい作曲家だと認識してくださった方もいて、本当に嬉しく思っています。音楽史上、このハイドンという作曲家は大変重要な作曲家で、交響曲や弦楽四重奏曲を確立したと言われています。「交響曲の父」、「弦楽四重奏の父」と言われていますが、同じ古典派の作曲家モーツァルトやベートーヴェンという作曲家達の人気にはかないません。

 私達が山形弦楽四重奏団の結成した当時、演奏会を継続していくための目標の一つとして、まず頭に浮かんだ作曲家が「ハイドン」でした。ちなみに弦楽四重奏曲数を書くとモーツァルトは全23曲、ベートーヴェンは17曲(大フーガを含)です。ハイドンは、全68曲も作曲しています。以前は80曲以上と言われてましたが、例えば作品3の6曲はホフシュテッターという人が作曲したものだという事がわかってきました。

 何曲か削られたとは言え、全68曲を演奏するのです。毎回1曲ないしは2曲演奏するという一見無謀ともいえるこの企画を考えたのは何を隠そうこの私です。はっきり言って他のメンバーへの押しつけでした(創立当時)。いや脅迫とも言っていいかもしれません。私はこの作曲家が大好きなのです。最初は無謀と思った企画ですが、今度で第28回を迎える定期演奏会で「演奏29曲目」になります。まだ半分もいってませんが、実現可能な気持ちになってきました。
                 
              (゜▽゜*)ニカッ
 と言っても今のペースだとあと約10年かかる計算になります。実はそんなにはかからないでやっていこうとは思っています。(来年2009年は没後200年の記念の年)
 
 ハイドンの曲を演奏してきた私達ですが、曲のキャラクターのせいもあって演奏会の一番最初に演奏される事がほとんどです。演奏会が始まり、演奏者の緊張もとれていないピークの時にこのハイドンを演奏しなくてはいけないのです。本当に大変です。後で録音を聴くと・・・・。残念!という結果に何回も打ちのめされてきました。練習等で手を抜いているわけではないのです。これだけ弾いてきても、まだまだなんです。シンプルなだけにごまかしがききません。シビアです。汗。

 この作曲家の事について少しずつ書こうと思ってますが、明るい健康的な響きが一番合っていると思っています。どうも演奏会の最初というのは緊張やマイナス思考がメンバー同士渦巻いて、なかなかエンジンがかかってくれない事が多いみたいですね。そうなるとこの作曲家の音楽の良さが出ないのです。本当に難しい所ですが。

 今度の第28回の定期演奏会のメインであるメンデルスゾーンについては、中爺君が壮大な話しで展開しているのでそちらで楽しんでください!!私はこのハイドンと幸松氏の曲についてこれから少しずつ書いていきたいと思ってます。
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