らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

自粛生活中の課題 vol.7

2020年09月02日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜6冊目が昨日終了しました。

 前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。

 今回は、24 Etudes melodiques Op.77 (24の旋律的練習曲 1927)。

 名前の通り、メロディックな24の練習曲が並んでいます。前回練習した12 Studien. Viola. Op.55と比較しても技術的なレヴェルは同じくらいで、今回の24〜の方が、魅力的な無伴奏曲のよう。初めて練習しましたが、割と楽しく進めました。(初級から中級くらいのレヴェルかな??)。

 ただ、パラシュコのエチュードを練習していて思ったのは、パラシュコ自身が書いたのか?編集者が書いたのか?分からないフィンガリング(指使い)が頻繁に書かれている事で、弾きにくいと感じる事が多かったのです。(個人的に思うことかも)。フィンガリングを書いた人が、演奏している人に何を練習させたいのか?良くわかりません。少々、ヴァイオリニストぽいフィンガリングで、音楽的より自動的に書かれているような気がするのです。

 具体的に書けば、1stポジションと3rdポジションを行ったり来たりで、現代のヴィオリストはほぼこのポジションを選択しないで2ndポジションや4thポジション、もしくはハーフポジションを使って弾く方が音楽的に演奏できるところを、あえて初見で弾いたヴァイオリニストのようなポジショニングの選択が多いのです。

 最初は一生懸命書かれているフィンガリングで練習していましたが、一向に書かれているフィンガリング選択者と気持ちが通じ合えないので、途中から楽譜をよく読んで、最善だと思えるフィンガリングで練習し直しました。

 昔のヴィオリストはヴァイオリニスト出身の人が(私もそうですが・・・・)ヴァイオリンの技術で演奏して、ヴィオリストになりきっていない人もいたようですから・・・・・(ヴァイオリンの技術とヴィオラの技術は微妙に違います)。

 少し否定的なことを書いてしまいましたが、楽曲自体は魅力的な物も多くて、どこかで演奏できるかもと思ったのでした。

 ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだまだ続きます。

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長月2020

2020年09月01日 23時59分59秒 | 雑記

 台風が、南から湿気を含んだ空気を送り込み日本は猛暑が続いています。

 幸い山形は、昨日・今日と猛暑までは届かず何とか過ごしています。

 というのも、山形響は、今年度(初??)県内での子供達の音楽鑑賞教室が先月終わりから始まっていて、演奏会場が学校の体育館で、気温や湿気には敏感に反応してしまう毎日を過ごすからです。明日はまた気温が上がり猛暑の予報。気を引き締めていかないと運転も演奏も事故を起こしかねません。

 早くも秋の落ち着いた日々が待ち遠しい気分になってきました。

 さて、8月も割と忙しい毎日を送りましたが、9月に入り芸術の秋シーズンに突入しました。

 体のケアも大切ですが、気持ちを切らさないように毎日過ごして参ります。

 美味しい物食べて、頑張ります!

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