はい、撮って来たリュウキュウコノハズクの画像を載せますよ。最初のが一番好きな「ん?」と言う顔でこっちを見ている画です。掲載画像、全部ピンが甘いのはお許しを。ライトあてて撮ろうとすると驚いて逃げちゃう確立が多くなる(中には平気な子も居ますが)ので、絞りと距離とシルエットを見て、ほぼ勘で撮ってるんです。まぁこの辺は報道屋だったので得意ではあるんですけどね。だから足元のあたりが比較的ピンが来てるでしょ。その辺が暗闇でも分かり易いのでそのせいです。
あと、芸能も含めグラビアも撮っていたのでそっち方面でもネイチャーのプロとは撮り方がチョッと違うかもしれません。と言うのはストロボ直でドン!ではなくて、ディフューザーかませて少しでも光を軟らかくしてます。でもやっぱり名の知れた人はどの世界でも同じで光の使い方が上手いので野生の生き物を撮る時でも先読みして光源をセットしておいたり、月光や太陽光、木漏れ日何かもフルに活用して素晴らしい写真を撮ってますね。オイラもタダ撮るだけでなく、せめて脚立てて、ママコノハズクが帰ってきて餌を与えている所を撮らないといけないんだけど、単純に待っているのが面倒臭くて撮ってません。
ツアー時や撮影する時にオイラなりに気を付けているのは、同じ固体を毎日見ないと言う事ですね。撮影も同じ固体を何枚も撮らずに数枚で止めておいて、また次の子を探して撮ります。少しでもストレスを与えないようにしたいからです。特に先日も書いたように餌を持って帰ってきたママ鳥が「あっちへ行け!」、とオイラの周りを威嚇として飛び、それでも退かないから諦めて餌を与えたりする行動を見てると申し訳なくなりますからね。
上の画像は、この子の兄弟を撮影してたら向こうから寄って来て取り合えず撮ったのですが、これは暗かったとかじゃなく近すぎてレンズの性能的にピンが合わし切れなかった状態です。目の前1m位に寄って来たのを何とか仰け反って1.5m位の距離で合わせた物です。好奇心の強いこの子達は大人になってもココまででは無いにしても良く寄って来ます。例えば鳴き真似をしたら大抵メスが頭上の枝にとまり顔をグルグル回しながら「何?この生き物、変な鳴き声ね!」と言う感じで見てるし、この時も首をグルグル回して「ねぇねぇ、アンタは何て言う生き物なの?何やってるの?」って感じで一生懸命オイラを見てます。この後少し離れた枝に移動した時も、こっちから寄って行って直ぐ側に座って話しかけても、逃げずに首をグルグル回しながらオイラの話を聞いてくれてました(笑)。