沖縄の海岸に行くと大抵の場所にある、クサトベラ(クサトベラ科)。 見た目どおりのハーフフラワーってよばれたりします。 ハワイにもあってナウパカと言う総称で9種程あるんですが、海岸にあるのはビーチナウパカ、山にあるのはマウンテンナウパカと言うそうです。
そんなナウパカには色んな伝説があるんですが、有名なのがハワイの火の女神ペレがある青年に恋したけど青年には既に彼女がいたのでふられます。 逆恨みした女神ペレは溶岩を使って青年を山に、彼女を海(逆の場合も)に追いやって会えなくするどころか殺してしまうんですが、これを哀れんだペレの妹達がせめて命を助けようとそれぞれを植物に変えると言う話です。 それでもペレの嫉妬が強すぎて花は半分しか咲かなくなったとの事。 この花を唇に例えてこの青年達に絶対にキスをさせないと言う理由でハーフリップ(半唇)にしたっていう話もあります。
今ではこのビーチナウパカの花とマウンテンナウパカの花を一つにあわせると恋が叶うとか、喧嘩した恋人同士が仲直りするとか色々と伝えられてるようです。 間違ってたらゴメンなさいね。
石垣島(沖縄)にも何か伝説があるかな?山のクサトベラはあるかな?と調べてみたんですが今のところ見つかりませんでした。 効能は樹皮や葉は胃の薬、抽出液は外用の美肌効果薬になるそうです。 アダンには昔話、あったんだけどな・・・。