夜のセミの観察会の下見で御嶽に行って見ると、ちょうど足元に穴から出て来たばかりの、泥が沢山付いたクマゼミの幼虫を見つけました。泥が付いているのはニイニイゼミだけと書いてる人が多いですがそんな事はありません。他のセミの幼虫でも泥が付いてる抜け殻をオイラは沢山見ています。クマゼミの幼虫は土の中で4年から5年かけて成長し、夏になると穴から出て来て木などに登り羽化します。 穴から出る時はいきなり出て来るんじゃなく、一回外へのトンネルを開通させてから何日かして出て来ます。ただ、やっと出て来たと思ったら羽化に失敗する事も良くある事で、自然界って本当に厳しいですね。
羽化してからのセミの寿命は1週間と良く言われていますが、実際は長いので1か月以上生きた、と言うのもあります。石垣島にはヤエヤマクマゼミと言うのも山の方に行くといて、鳴き方が違います。昔はオイラも違いが分かっていませんでしたが、比べたら誰でもすぐ分かります。ところでこのヤエヤマクマゼミ、ニイニイゼミに似たような鳴き方をするので鳴き声の再生速度を変えてやると、やはりクマゼミと同じような鳴き声に聞こえるんでしょうか?誰か試して下さい。