山が近い池や沼、湿地、沢沿いの止水なんかに行くと「コッコッコッコッ!」と、ヤエヤマハラブチガエル(アカガエル科、絶滅危惧種)の声が聞こえて来ます(鶏じゃありません)。今回は山中の湿地で撮影したんですが、声はすれども姿は見えず、なかなか見つける事が出来ません。近づくと鳴くのをやめてしまうので何匹か鳴いてるカエル間を行ったり来たり。「確かこの辺で鳴いてたんだけどなぁ」と、ジ~と草影や落ち葉の隙間を観察。蚊やヌカカに刺されながら苦節十数分、やっと見つけました。
水からちょっと離れた、人だとズブズブズブッと足首まで沈んでしまう泥の上ですが、カエル君の体重では大丈夫なようです。落ち葉の影に潜んでいました。オイラが我慢強ければ喉を膨らませ鳴いている姿も撮れるんでしょうが、痒さに負けたヘタレなオイラはココで帰ってしまいます。
上から見るとこんな感じ。ハラブチ君もオスはほぼ一年中頑張って鳴いていますが、メスがその気になるのは初夏ぐらいからです。泥に穴を掘ってその中に卵を産みます。巣穴を見たい方は右上の検索欄に「ハラブチガエル」と入れて、「このブログ内で」で検索してみて下さい。下手糞な画像ですが以前掲載した、外観と穴の中の様子の記事が出て来ます。お玉が2~3匹いるんですが分かり辛いだろうなぁ。夏頃になったら、また撮り直してこないとね。