このシリーズ最後になります。
このクイツ、沢沿いを歩いて行くルートなので、もし迷った時は沢に沿って下りてくれば何とかなると思います。ただし普通の登山でそれをやるのは御法度ですよ。一番はもちろん「引き返す」、二番が「上に登って行くか、じっとしている」でしょうか。
ただ石垣島や西表島の場合は内地に比べれば高低差が少なく、昔から沢沿いを移動する事が多かったようです。また暑い南の島なので、いつでも水が飲める事が重要だったのかも知れません。それでも濡れると体は冷えるし前回のように滝も結構あるので、利用する時はあくまで「慎重に」です。
ここがほぼ中間点で、「当時クイツを利用していた人達は、ここに腰かけて休憩したんじゃないか?」とMさんが話してくれました。確かに座るには丁度良い感じです。オイラ達もここで小休止しました。
実は現在、クイツの跡が残ってるのは中間点を越えて1時間歩くか歩かないかくらいなんです。その辺りまで行くと現在のアスファルト道路のそばまで出るので、そこでエスケイプする事にしました。道路を歩いて予め車をとめておいた場所まで歩いている途中、ヤマンギ登場! いまの季節、山の中にも勿論いましたが道路の直ぐそばでもヤマンギ(イワサキカレハの幼虫)に出会います。ここ数年、なんだか増えてるようなので、この季節は気を付けて下さいね。
★注意!
近年、無責任なSNS投稿を見て軽い気持ちで石垣島の山に入る方が多くいますが、遭難事故がたびたび起きています。いい加減なショップのツアーに参加して軽装で入り、傷だらけ、ヒルだらけの方も見かけます。どんなに低い山でも(海でも)自然に入る時は必ずそれなりの装備と、信用出来るスキルを持った人と行きましょう。
#リフトアップ石垣島エコツアー