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米軍由来の外来植物(ウソ)、シンクリノイガ(痛っ!)

2020年11月18日 | 何でも

石垣島に、ぱいぬはまちょう(南ぬ浜町)と言われる埋め立てて造られた人工島があります。オイラは調査の仕事で毎週のようにそこに行くんですが、こんな島に既に数多くの外来植物が生えています。その中で特に厄介なのが今回のシンクリノイガ(イネ科)です。

何が厄介って、見ての通り鋭いイガイガがあり、しかも草なのに物凄い固いんです。イガ一つ一つの大きさは5mm位なんですが、とにかく丈夫な奴で、これが靴の隙間とか画像のようにグローブの隙間なんかに付いたりすると物凄く痛く、取ろうとすると簡単に指の皮膚を突き破り突き刺さります。

石垣島ではまだ限られた場所でしか見られませんが、西表島にも侵入していてこのまま増えて行くのは目に見えています。こんな厄介な植物を絶対に家の庭で生やしてなるものかと思い、調査を終え人工島から帰る時は、車に乗る前に入念にチェックをして、もし持ち帰った時はコンロで焼くくらい気を付けています。

沖縄県ではこのような外来植物の殆どを「米軍が持ち込んだ物だ」と言われていますが、そうとも限りません。特に有名なのがベトナム戦争時に米軍の服に付けて持ち込まれたと言われる「タチアワユキセンダングサ」ですが、実際は1845年頃に観賞用として持ち込まれ1960年代から定着したと言われています。日本の侵略的外来種ワースト100の一つです!

#リフトアップ石垣島エコツアー

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