石垣島には戦前に作られた「奉安殿」が今だに残っています。奉安殿って何? 戦時中や戦前を舞台にした映画などを見ると学校の登下校時にお辞儀をしている場面を見た事がありませんか?あれはこの奉安殿に向かってお辞儀をしているんです。奉安殿とは天皇・皇后の写真や絵(御真影)、教育勅語などを納めていた建物です。明治時代の政治家達が「天皇を神、天皇がこう言ってるのだから」と言う事で国民をコントロールし安くする為に考えたシステム(国家神道)で、教育(洗脳)は子供から、と言う事で特に学校の敷地内などに建てられました。
現・登野城小学校に残るこの奉安殿は昭和6年完成。鉄筋コンクリート造りで我が家より立派な建物です(笑)。当時の奉安殿は絶対的な物で、お辞儀の仕方が悪いと言われリンチにあったり、学校をクビになったり、奉安殿が汚れていて大切にされてないと地域の人から校長先生が非難されたりしていました。学校の宿直が出来たのも、御真影などを守る為です。戦後GHQにより廃止・撤去が進みましたが、全国に少数ながら現存。もうすぐ終戦記念日だし、登野城小学校の物は敷地内にあるとは言っても塀の外にあるので直ぐに見られますよ。
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