おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 14ページの「中小企業の倒産件数の推移」をみましたが、今日は15ページの「中小製造業の設備投資動向」をみます。
「日銀短観」をみると2012年度の設備投資額は大企業においては、前年度比+5.7%と高い伸びとなっていますが、中小企業は▲6.0%と前年度から17ポイントも大きく下落していることが分かります。
次に、日本公庫による「中小製造業設備投資動向調査」から2012年度の中小製造業の設備投資の動きをみると、2012年度修正計画は前年度実績比で+10.3%と過去3年間では最も低い伸びとなっていることが分かります。
投資目的別の寄与度は、2012年度は「能力拡充投資」が前年度実績比でマイナスとなる一方、「合理化投資」が増加しており、中小製造業の業績見通しが悪化していることをうかがわせる結果となっています。
これが先日、首相が発表した成長戦略第2弾の背景であり、今後3年間を集中投資促進期間と位置づけて、政策を総動員して設備投資額を2008年のリーマン・ショック前の70兆円規模に回復させるとのことです。
企業の設備投資には「待ったなし!」のスピード感が求められますので、一日も早く具体策を発表して欲しいものですね!
昨日は2012年度中小企業白書 14ページの「中小企業の倒産件数の推移」をみましたが、今日は15ページの「中小製造業の設備投資動向」をみます。
「日銀短観」をみると2012年度の設備投資額は大企業においては、前年度比+5.7%と高い伸びとなっていますが、中小企業は▲6.0%と前年度から17ポイントも大きく下落していることが分かります。
次に、日本公庫による「中小製造業設備投資動向調査」から2012年度の中小製造業の設備投資の動きをみると、2012年度修正計画は前年度実績比で+10.3%と過去3年間では最も低い伸びとなっていることが分かります。
投資目的別の寄与度は、2012年度は「能力拡充投資」が前年度実績比でマイナスとなる一方、「合理化投資」が増加しており、中小製造業の業績見通しが悪化していることをうかがわせる結果となっています。
これが先日、首相が発表した成長戦略第2弾の背景であり、今後3年間を集中投資促進期間と位置づけて、政策を総動員して設備投資額を2008年のリーマン・ショック前の70兆円規模に回復させるとのことです。
企業の設備投資には「待ったなし!」のスピード感が求められますので、一日も早く具体策を発表して欲しいものですね!