中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

小規模事業者の貸借対照表の構造

2013年05月29日 04時58分01秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 36ページの「女性管理職」をみましたが、今日は38ページの「規模別の財務状況」をみます。

中小企業庁「平成23年中小企業実態基本調査」及び経済産業省「平成23年企業活動基本調査」により製造業、商業・サービス業の企業について、規模別の純資産、固定負債、流動負債の総資産に対する割合をみると、製造業、商業・サービス業共に、小規模事業者の純資産の割合が中規模企業、大企業に比べて低いことが分かります。

この図は貸借対照表の右側である貸し方の割合をグラフにしているもので、長期資金と考えられる純資産【緑色】と固定負債【赤色】の合計割合は、製造業では大企業が66.6%、中小企業が62.9%、小規模事業者が66.1%と規模別で大きな違いは見られません。

ということは、小規模事業者は少額の資本金で起業したまま、銀行からの長期借入金で設備投資等の固定資産に必要な資金調達を行っているということであり、そうであるならば、自己資本比率に規模間で違いがでるはずです。

明日、規模別の自己資本比率の推移をみていきます!

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