おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の143ページ「中規模企業のイノベーションのプロセス別に見た課題」をみましたが、今日は143ページ「小規模事業者のイノベーションのプロセス別に見た課題」をみます。
下図から小規模事業者の課題をみると、検討開始の判断の段階では「イノベーションの取組の必要性の見極めが難しい」、事業化の判断の段階では「事業化の時期の見極めが難しい」と回答した事業者が多いことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b8/037e9f96d03db2820b5de040528352f5.png)
これについて白書は、中規模企業と同様、経営上の決断に大きな課題を抱えている。
また、投資の判断の段階では「投資をするための資金調達が難しい」と回答した事業者が最も多く、また、事業化の判断の段階でも「運営資金の調達が難しい」と回答した事業者も多いことから、資金面での課題も大きいことが分かる。
他方で、「人材」に関する課題はどの段階でも下位であり、経営資源の中でも資金面での課題、すなわち、資金繰りの課題により、イノベーション活動が停滞する要因があると考えられる、とあります。
このように中小企業・小規模事業者は、イノベーションを取り組むにあたり、市場動向を見極めた上での経営上の判断に課題を多く抱えている傾向にある。
これは中小企業・小規模事業者が大企業と異なる成長パターンを歩む中で、自社の技術面のみならず市場を意識した経営の重要性が増していることが原因として考えられる。
市場を意識した経営に注力していくことが中小企業・小規模事業者のこれからの発展の鍵になるということです!
昨日は中小企業白書(2015年版)の143ページ「中規模企業のイノベーションのプロセス別に見た課題」をみましたが、今日は143ページ「小規模事業者のイノベーションのプロセス別に見た課題」をみます。
下図から小規模事業者の課題をみると、検討開始の判断の段階では「イノベーションの取組の必要性の見極めが難しい」、事業化の判断の段階では「事業化の時期の見極めが難しい」と回答した事業者が多いことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b8/037e9f96d03db2820b5de040528352f5.png)
これについて白書は、中規模企業と同様、経営上の決断に大きな課題を抱えている。
また、投資の判断の段階では「投資をするための資金調達が難しい」と回答した事業者が最も多く、また、事業化の判断の段階でも「運営資金の調達が難しい」と回答した事業者も多いことから、資金面での課題も大きいことが分かる。
他方で、「人材」に関する課題はどの段階でも下位であり、経営資源の中でも資金面での課題、すなわち、資金繰りの課題により、イノベーション活動が停滞する要因があると考えられる、とあります。
このように中小企業・小規模事業者は、イノベーションを取り組むにあたり、市場動向を見極めた上での経営上の判断に課題を多く抱えている傾向にある。
これは中小企業・小規模事業者が大企業と異なる成長パターンを歩む中で、自社の技術面のみならず市場を意識した経営の重要性が増していることが原因として考えられる。
市場を意識した経営に注力していくことが中小企業・小規模事業者のこれからの発展の鍵になるということです!