ウディ・アレンは、マジシャンがお好き

クリストファー・プリースト原作『奇術師』をクリストファー・ノーランが監督、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイル主演の「プレステージ」（０９）は、１９世紀末のロンドンが舞台。

ルイ・ルテリエ監督、ジェシー・アイゼンバーグ主演「グランド・イリュージョン」（１３）は、現代のラスベガスを舞台に繰り広げられるスーパー・イリュージョンと強盗のお話。痛快！

マジシャンとして有名なのは、ハリー・フーディーニ。彼を描いた映画には、ジョージ・マーシャル監督「魔術の恋」（５３）があり、トニー・カーティスがフーディーニを演じています。

またジリアン・アームストロング監督「奇術師フーディーニ 妖しき幻想」（０７未）では、ガイ・ピアースが主人公。ところでニューヨークのブロンクス出身のウディ・アレンの映画は…

それ自体が魔法のよう。いつもハッピーな気分にしてくれます。アレン自身が監督、主演した「スコルピオンの恋まじない」（０１）は、１９４０年のＮＹを舞台にインチキ魔術師が登場。

「カイロの紫のバラ」（８５）は１９３０年代。映画館のスクリーンから、映画の主人公が語りかけて来るというお話。ミア・ファローとジェフ・ダニエルズ主演。さらに「ミッドナイト・イン・パリ」（１１）では…

作家志望のアメリカ人男性が、真夜中のパリでクラシックカーに乗り込むと１９２０年代にタイムスリップ。楽しかった！そして最新作が、「マジック・イン・ムーンライト」（１４）です。

１９２８年、ドイツのベルリンでマジックを披露するイギリス人のスタンリー・クロフォード（コリン・ファース）は、天才マジシャン。魔法や超能力など信じない皮肉屋でした。

彼は、友人から『ある大富豪を虜にしている占い師の正体を暴いて欲しい』と頼まれます。早速、南フランスの豪邸に乗り込むと、そこにソフィ・ベイカー（エマ・ストーン）という女性が…。

若く美しい、彼女の驚異的な透視能力に驚かされるスタンリー。果たして、結末は？マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジャッキー・ウィーヴァー、アイリーン・アトキンス共演。わくわく。