だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

両親の離婚と息子の場合

2018-02-24 22:02:43 | 映画
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外国映画賞を受賞。数々の映画賞にノミネートされ、第90回アカデミー賞外国語映画賞ロシア代表となったのが、「ラブレス」(17)です。

監督は「父、帰る」(03)、「ヴェラの祈り」(07)、「エレナの惑い」(11)、「裁かれるは善人のみ」(14)のアンドレイ・ズビャギンツェフ。

大企業に勤めるボリス(アレクセイ・ロズィン)と美容院を経営するジェーニャ(マリアナ・スピヴァク)には、12歳の息子アレクセイがいます。

しかし、夫婦はそれぞれに新しいパートナーがいて離婚協議中。つまり、2人は新しい生活に息子を必要としていなかったのです。

ある晩、激しく罵り合った2人は、お互いに息子を押し付け合って口論に。翌朝、学校からアレクセイが来ていないと連絡が入ります。

ボリスとジェーニャは、自分たちの未来のため、必死でアレクセイを探すのですが…。果たして、アレクセイはどこに?

愛が冷め、子供を必要としない両親に見放された息子の心を描く、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督。ぜひ見ましょう!
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