だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

生き直すという事

2018-12-29 20:50:48 | 映画
現在72歳のシャーロット・ランプリングは、ロンドンで秘書をしていた時にモデルにスカウトされ、その後、女優に。

フランソワ・オゾン監督作品の常連で「まぼろし」(01)、「スイミング・プール」(03)、「エンジェル」(07)、

「17歳」(13)に出演しているので、ご存知でしょう。最近でも、ビレ・アウグスト監督「リスボンに誘われて」(13)、

アンドリュー・ヘイ監督「さざなみ」(15)、リテーシュ・バトラ監督「ベロニカとの記憶」(17)と、ずっと見ています。

最新作はアンドレア・パラオロ監督「ともしび」(17)。素顔のままで、さらに美しくヒロインを演じるランプリング。見逃せません。

ベルギーの小さな地方都市。アンナ(シャーロット・ランプリング)は、夫(アンドレ・ウィルム)と静かに暮らしていました。

ある日、夫はある疑惑をかけられ、警察に出頭し、そのまま収監されます。しかし、アンナはいつもと変わらない生活を送ります。

豪奢な家での家政婦の仕事、そのパート代で通う演劇クラスや会員制プール。やがて少しづつ、何かが狂い始めるのでした。

上の階から漏れ出す汚水、ぬぐうことができなくなった天井のシミ、響き渡るような音を立てるドアのノックの音。

それは見て見ぬふりが出来ないほどに、大きな狂いを生じていくことに。果たして?老年にして、ますます輝く女優を姿をぜひ。
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