だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イスラエルの声優事情

2020-10-25 21:06:15 | 映画
かつて映画館で上映された作品が、TVの洋画劇場などで放映された時、今のように原語+字幕での放送ではありませんでした。

海外のTVシリーズにも、日本語での放送時には担当の声優さんがいました。例えば、ジョン・ウェインは小林昭二さん、

スティーブ・マックイーンは宮部昭夫さん、グレゴリー・ペックは城達也さん、オードリー・ヘプバーンは池田昌子さん、マリリン・モンローは…

向井真理子さん、ピーター・フォークは小池朝雄さん、ウィリアム・シャトナーは矢島正明さん、トニー・カーティスは広川太一郎さんなど…

限がありません。思い出します、懐かしい!吹き替えは世界中で行われています。旧ソ連圏ベラルーシ出身のエフゲニー・ルーマン監督…

声優夫婦の甘くない生活」(19)は、監督自身の体験を元に、海を渡ったロシア系ユダヤ人夫婦の物語なんです。1990年。

ソ連からイスラエルにやって来た移民のヴィクトル(ヴラディミール・フリードマン)とラヤ(マリア・ベルキン)のフレンケル夫婦。

映画の吹き替えをしていた2人でしたが、イスラエルには声優の需要がなかったのです。生活のため、ラヤはテレフォンセックスの仕事に。

ヴィクトルは、違法な海賊版レンタルビデオ店での声優に。互いに内緒だったのですが、秘密がバレた時、互いの本音が爆発するのでした。

2人の第2の人生は、果たして?登場する名作の数々。映画ファンにはたまらないお話ですね。監督が7年かけた本作をぜひ。
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