ＥＳの見た天国

本作のタイトルは知っていましたが、イスラエル映画ということでよく知らないこともあり、見るかどうか決めていませんでした。

上映館で見た予告編に、すっかり感心させられました。ホント、とっても素敵なんです。その映画とは、エリア・スレイマン脚本、監督…

「天国にちがいない」（１９）です。第７２回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートと特別賞受賞。国際映画批評家連盟賞受賞。

監督は１９６０年７月２８日イスラエルのナザレ出身、６０歳。１９８１年ＮＹに移住。日本での公開作品は多くなく、ご存じないかも。

本作では自ら主演を務めてます。エリア・スレイマン監督は、新作映画の企画を売り込もうと、故郷ナザレを後にして…

パリ、ニューヨークへと男１人旅に出ます。パリ、おしゃれな人々やルーブル美術館、ビクトール広場、ノートルダム聖堂など…

美しい街並みに見惚れるＥＳ。ニューヨーク、映画学校の講義に招かれたり、アラブ・フォーラムでは登壇者として招かれます。

友人ガエル・ガルシア・ベルナルの紹介で、映画会社のプロデューサーと知り合いますが、新作映画の企画の方は断られてしまいます。

そんなＥＳですが、行く先々で故郷とは全く違う世界を目の当たりに。しかし、彼は思いがけず行く先々で祖国との類似点を発見するのでした。

果たして、それは？ポスターでもわかりますが、ワンシーン、ワンシーンがまるでポストカードのような美しさ。これって、天国？