だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

『異邦人』53年ぶりの復元版

2021-01-31 21:21:30 | 映画
ルキノ・ヴィスコンティ・ディ・モドローネ伯爵は、1906年11月2日イタリア王国ミラノ出身。(76年3月17日ローマで没、69歳)

1928年舞台俳優としてスタートし、ココ・シャネルの紹介でジャン・ルノワールと出会い、彼の映画製作にアシスタントして働くことに。

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(42)で映画監督デビューしますが、有名な作品が並ぶ中、「山猫」(63)、「地獄に堕ちた勇者ども」(69)、

「ベニスに死す」(74)、「ルードウィヒ/神々の黄昏」(72)を見ました。他の作品も見なくてはと思いつつ…。いつかきっと!

1968年9月に英語版で公開された「異邦人」(68)が、イタリア語で復元され「異邦人 デジタル復元版」(68)として公開されます。

原作はフランスの小説家アルベール・カミュ。第2次世界大戦前のアルジェ、会社員のムルソー(マルチェロ・マストロヤンニ)の元に…

母の死の知らせが届きます。葬儀で涙も流さないムルソー。翌日には元同僚の女性と喜劇を見に行くのですが、なにもかも虚しい…。

彼は友人とトラブルに巻き込まれ、預かっていた銃でアラブ人を射殺。本人も理由がわからないまま、死刑を宣告されます。

ただ太陽がまぶしかったから。生きることに無関心なムルソーは、果たして?カミュは1960年交通事故で死去、46歳でした。

原作1行目の『きょう、ママンが死んだ』は、クイーンの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』元ネタとしても有名だそう。そうなんだ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする