だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カサブランカ、アブラとサミアのパンはいかが?

2021-06-18 21:30:24 | 映画
長編監督デビュー作「名もなき歌」(19)のメリーナ・レオン監督は、ペルー出身の女性監督。そしてこの夏公開されるモロッコ映画…

モロッコ、彼女たちの朝」(19)のマリヤム・トゥザニ監督も、本作が長編監督デビュー作となる女性監督。1980年、モロッコのタンジェ出身。

サイトで見ると、女優さんのような美しい方。脚本も担当しています。さらに本作はノミネートはされませんでしたが、アカデミー賞国際長編映画賞の…

モロッコ代表に選ばれました。しかも女性監督初の。素晴らしいですね。最近は、女性監督がすごく頑張っていると強く感じられます。

そして「名もなき歌」と偶然にも一致したのでしょう、本作も主人公は妊婦さん。地中海に面する北アフリカの国モロッコ。臨月のお腹を抱え…

カサブランカの路地をさまようサミア(ニスリン・エラディ)。イスラーム社会では未婚の母はタブーとされ、美容師の仕事も住居も失ったサミア。

ある日、彼女は小さなパン屋を営むアブラ(ルブナ・アザバル)と出会い、彼女の家に招き入れられます。アブラは夫を事故で亡くし…

幼い娘ワルダとの生活を守るために、心を閉ざして働き続けていたのです。パン作りが得意でおしゃれ好きなサミアの存在は…

孤独だった母子の日々に光をもたらします。商売が波に乗り始めたある日、サミアの陣痛が…。養子に出すと言っていた彼女は…果たして?

アブラを演じるルブナ・アザバルは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「灼熱の魂」(10)のヒロイン。あの人!素晴らしい映画でした。
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