夢を叶えるため、走れロム！

あれ、ベトナムの映画って？急には思い出せなくてネットで調べました。トラン・アン・ユン監督「青いパパイヤの香り」（９３）と…

「シクロ」（９５）、「夏至」（００）の３作品が結果。確かにタイトルは知っていましたが、未見です。フランス領だったからか…

フランスとの合作映画。ベトナムを舞台にした映画はたくさんあるし、ベトナム戦争をテーマにした映画もたくさん思い出されます。

今のベトナムの問題を描いたのが、本作が長編初監督となるチャン・タン・フイ監督「走れロム」（１９）です。製作は、トラン・アン・ユン。

サイゴンの路地裏にある古い集合住宅。多額の借金を背負う住民たちは、大金が当たる“デー”と呼ばれる違法くじに熱中していました。

身寄りのない１４歳のロム（チャン・アン・コア）は、宝くじの当選番号の予想屋をして生計を立てています。生き別れた両親を捜すため…

お金を貯めることを心の拠り所にしているのでした。野心家で当選の確率も高いフック（アン・トゥー・ウィルソン）は、ロムのライバル。

ロムとフックはいつも競い合う仲でした。そんな中、地上げ屋から立ち退きを要求された住民たちは、ロムを信じ借金を返すため…

高額当選を狙って違法くじに挑戦することに！果たして、ロムは彼らを救える？ところでデーとは、ベトナム政府公認の正当なくじの…

当選番号末尾２桁を予想する違法くじのことだそう。ダニー・ボイル監督「スラムドッグ＄ミリオネア」（０８）が見たくなりました。