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『路上』 “ビートニク” ケルアック

2013-07-09 20:01:11 | 映画
『路上』という題名は有名で知っていますが、未読です。作者のジャック・ケルアックが自らの放浪体験を元に書き上げた、自伝的内容の小説。1951年4月、3週間で書き上げ、1957年出版。

ケルアックは、1922年3月12日マサチューセッツ州ローウェル出身。コロンビア大学を中退し、第2次世界大戦中は船員として世界中を航海しました。戦後、アメリカ放浪の旅を続けたそうな。

代表作『路上』の成功によって彼の生活は乱れ、アルコール依存症などで1969年10月21日、47歳で亡くなります。ケルアックを語る時、“ビートニク”(ビート・ジェネレーション)は欠かせません。

影響を受けたとされる人に、親友のウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ゲーリー・スナイダー、ニール・キャサディら作家たち。ドアーズのジム・モリソンやボブ・ディランなどのミュージシャン。

こうして書いていても、聞いたことはあるけど本を読んでいないので『路上』って?感じです。でも、ようやくその映画が公開されます。よかった!それが、「オン・ザ・ロード」(12)です。

監督は、「セントラル・ステーション」(96)「モーターサイクル・ダイアリーズ」(03)などのウォルター・サレス。父親の死を引きずり鬱屈とした日々を過ごす、サル・パラダイス(サム・ライリー)。

作家の彼は、内省的な自分とは正反対の奔放なディーン(ギャレット・ヘドランド)と、その妻メリールウ(クリステン・スチュワート)と出会います。社会のルールに囚われずに生きる2人。

セックスやドラッグに生きる奔放なディーン、そしてメリールウの美貌に惹かれたサルは、彼らと一緒にニューヨークを飛び出し、自由を求め、アメリカ各地を放浪する旅に出るのでした。

共演は、エイミー・アダムス、キルステン・ダンスト、ヴィゴ・モーテンセン。製作総指揮をフランシス・フォード・コッポラが務め、脚本は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のホセ・リベーラ。

サルはジャック・ケルアック、ディーン・モリアーテはニール・キャサディがモデルです。う~む、本を読んだ人は感慨もひとしおでしょうね。『路上』“ビートニク”ケルアック。これは見なくっちゃ。

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