報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“新アンドロイドマスター” 「名前を考えるのも楽じゃない」

2015-06-06 19:22:43 | アンドロイドマスターシリーズ
[6月5日13:30.天候:曇 東京都心某所 東京都心大学 敷島孝夫、平賀太一、エミリー、シンディ]

「……というわけで、彼女の動力としては最新型のバッテリーを使用していますが、駆動部分には……」
 平賀が今度はシンディを使って、特別講義を行っている。
 エミリーとは基本設計とスペックは同じであるが、ディテールでは違いが見受けられる。
 エミリーの新型ボディは、平賀の師である南里志郎が遺した設計図を基に、独自のアレンジが加えられている部分があるが、シンディに関してはウィリアム・フォレストの意向のままに設計・製造された部分が多い。

 敷島は応接室のテレビで中継を見ていたが、途中で井辺と電話を始める。
「……ユニット名をそのボーカロイド達に決めさせるか。いいアイディアだ」
{「はい。まだ時間もありますし、彼女達にじっくり考えて頂こうと思います」}
「平賀先生やアリスが納得する思考をしてくれればいいがな」
{「はい。そうですね」}

[同日同時刻 東京都墨田区菊川 敷島エージェンシー 結月ゆかり、Lily、未夢]

 CDデビューを控えた新人3人は、会議室と称する小部屋で、早速“宿題”をこなしていた。
「“レモンティー”ってのはどう?」
 と、未夢。
「いいですねー!」
 ゆかりがそれに讃嘆する。
 だが、Lilyが渋った。
「悪くはないと思うけど、私達のユニット名としてはちょっと……関連性も無いし」
「分かった。じゃあ、“ストレートティー”にしよう」
「いや、それもちょっと……。因みに未夢は、あとどれくらいのストックがあるの?この際だから、全部書き出してよ」
「了解!」
 バババッとホワイトボードに書き込む未夢。
『レモンティー』『ストレートティー』『隅田川』『かいじ101号』『ジンジャーエール』『えね☆おすおっす』『ロマンス母ちゃん』『ブースター』『LEDズ』『箱根山』『ロケットアーム』『ムーディ☆アポ山』『真空管ANP』『ポテンヒット単勝』『ナナシノゴンベ』『愛国清澄☆流れ星』『ヤンデレラガールズ』『青春桜』『人間ボカロ革命』
「……ざっと、こんなもんかな」
「スゴいスゴーい!さすが未夢さん!」
 ゆかりは感心したが、Lilyの表情は硬いままだ。
「で、どれがイチオシなの?」
「『ブースター』」
「却下!」
「ミクさんのライブで窮地を救ってくれたブースター様に何てことを……」
 ミクのライブでバックダンサーとして出演することで、初めてステージデビューを飾った3人だったが、未夢だけジャンプ力が足りなかった。
 これは未夢が鈍重なマルチタイプとして製作されたことの弊害であり、エミリーとシンディはその為ブースターを着用している。
 たまたまライブの警備にやってきたシンディにブースターを借りて、足りないジャンプ力をカバーし、事無きを得た。
「Lilyは何かいいアイディアがあるの?」
 ゆかりに聞かれ、Lilyは少し俯き加減で何かを言った。
「え?なに?聞こえないよ」

 井辺が会議室に入るのと、そこから未夢の笑い声がしたのは同時だった。
「“スーパーサイレント”って!全然喋ってないじゃん!きゃはははははははは!!」
「わ、私じゃない!劇場の支配人が……!」
「あ……プロデューサーさん」
 ゆかりが気づいて振り返る。
 きょとんとする井辺。
「お、お疲れさまです!」
「……お疲れ様です」

[同日20:00.同場所 井辺翔太、ゆかり、Lily、未夢]

 ホワイトボードに次々書き込まれる候補名。
 しかし、その上にバツが引かれている。
『月極駐車場』『虚構新聞』『参詣エクスプレス』『けんちん汁』『きゃりーばっく』『バリウム』『アシッド』『アルカリィ』『飛鳥山鉄道』『ミュータント』『ウィルス・ゼロ』『プログラムのバグ』『ブレーキオイル』『パワーアップ・キノコ(ベニテングタケ)』『千年幻想郷』『ラクトガール』『サーロインステーキ』『コンソメスープ』
 割と本気そうなものから、明らかにフザけているものまで様々だ。
「あー……ダメだ。頭がオーバーヒートしちゃう……」
 椅子にもたれて、力無くペンを落とす未夢。
 ゆかりは既に頭に氷嚢を乗せていた。
「まだ時間はありますから、そう慌てずに」
 井辺がフォローするように言った。
「良かったら、プロデューサーも一緒に考えてくれない?」
 Lilyがラジエーターの水を飲みながら申し出た。
「分かりました」
 井辺は右手を自分の首に手をやって頷いた。

[同日同時刻 東京都千代田区内某所 居酒屋 敷島孝夫&平賀太一]

「……これで、表向きの活動は終わりですかね?」
「大学での出張講義はそうですね」
「少なくとも大学の内外に、怪しい人物はいませんでしたね」
「ということは、研究者の中にテロリストがいるわけではないということです」
 平賀は煙草に火を点けた。
「恐らく、元々はロボットをテロに使う組織ではなかったのでしょう。しかしそこへ十条博士が転がり込み、彼の技術提供を受けて、一気にロボット・テロ組織になったと考えられます」
「KR団。人間で言うところのKKKみたいな組織ですね。進み行くロボット技術に反対していたが故に、逆にロボットをテロに使うことなど有り得ないと考えていたが、自分達の手を汚さずにテロできるので、見事に十条の爺さんに唆されてしまったというわけですか」
「まだ決めつけは軽率ですよ。ただ、もし敷島さんの推理が正しかったら、やはり許すことはできません」
「『機械が……機械がオラ達の仕事さ奪うだーっ!』と叫んでいた連中が……」
「昔はそういう弊害もあったのかもしれません。しかし、今は超少子高齢化による人口減の時代です。各種、様々な所でそれによるシステム障害が起きている。年金問題も将来的にはそうですが、今目の前に起きているのは、機械化できない職種における人材不足ですね」
「確かに。タクシーとかは昔から乗務員募集なんてやってるけど、今じゃ、バスや鉄道職員まで広告を掲示する有り様です」
「介護職員の不足も取り沙汰されています。しかし移民政策に走らなくても、ロボット技術の進行によって、ある程度の問題は解決できると考えています。何故ならその移民達もまた人間であり、当然歳を取るわけですから、今度は彼らの介護を考えなくてはならない。しかし、ロボットならその心配は無いんです」
「実験的にとはいえ、アイドルもロイドの時代ですからなぁ……」
 敷島はビールを口に運んだ。
「セクサロイドも作ってくださいよ。非モテの童貞の人達にバカ売れできますよ?」
「それはまた別の問題ですから……。余計に晩婚化・非婚化を推進するとして、政府からストップ食らいそうです」
「よーし!じゃ来週、また霞ケ関回りしてこよう!」
「セクサロイドの言葉を出した時点で、出入り禁止になる恐れがありますよ」

 それより原発除染ロボットを作れと言われるのがオチであろう。
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本日の雑感 0606

2015-06-06 15:33:50 | 日記
 “あっつぁブログ”リスナーの1人だったドンチャンさんは今夜、自宅を出発し、大石寺に向かわれるらしい。
 夏期講習会期間中でも、支部総登山は行われているようだ。
 もっとも、今日と明日は行われておらず、この空白期間を支部登山と添書登山に当てているのだろう。
 私は明日の出発なので、大石寺ですれ違うことができるだろうか。
 いずれにせよ、それも含めて、実は他のブロガーさんとニアミスしていたという事例は多々あるらしいが、私はそんなに無い。
 平日に登山することが多いからだ。
 なればこそ、平日ならではの面白さを享受することができるのだが。

 ああ、そうそう。
 このブログをご覧になっている方で、ドンチャンさんの知り合いだという方がおられたら、1つお願いがある。
「大石寺の御本尊達に告ぐ!直ちに功徳を要求するーっ!」
 と、山内で労働争議よろしく、シュプレヒコールを挙げているバカを見かけたら、遠慮なく取り押さえて欲しいと伝えて頂きたい。
 宿坊さん他、“フェイク”の記者に見つかって特集を組まれる前によろしくお願い致します。
 御自身が登山されるという場合であっても、是非是非……であります。

 まあ、その前にエメラルドグリーンの帽子にタスキ、鉢巻きと拡声器を持って歩いている時点で、妙観講員に取り押さえられそうだが。

 『6月6日に雨ザァザァ降ってきて♪』という、何かの絵描き歌にそんな歌詞があったような気がするが、今日と明日は比較的好天に恵まれるとされ、少なくとも傘で片手が塞がれる心配は無くなった。
 次の支部総登山は真夏であり、台風直撃の最中、東海道新幹線のダイヤが軒並み乱れている中、何とか到着したという夢を先日に見たので、好天での登山はこれが最後になるだろうか。
 いや、だってさ……。
 うちの支部総登山、真夏と秋真っ只中の台風シーズンなんだもん。
 何か、嫌な予感するなぁ……。
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本日の雑感 0605

2015-06-06 00:13:58 | 日記
出生率1.42、9年ぶり前年下回る 2014年

 日本の広宣流布は着々と進んでいる。
 人口が減るということは、それだけ広宣流布へのハードルが下がっているということだから、つまりこれも御仏智というものだろう。
 そもそも大聖人は鎌倉時代の人口を見て、「広宣流布だ」と仰ったのだから、つまりは今の人口が多過ぎるのだ。
 試しに人口を増加させて創価学会や妙信講にやらせる実験をしてみたが、ものの見事に失敗したので、今度は人口を減らしてやっているのだろう。
 つまり、完全に減り止まらない限りは、日本の広宣流布は無いということだ。
 大聖人仏法発祥の地たる日本広布無くして、世界広布は無いと思わないか。
 今日もまたベトナム人男性が御受誡したそうだ。
 いい加減、汗臭い外人野郎ばかりでなく……え?その次は女性だって?20代?……ま、まあ、外国人を入信させるなとは御書のどこにも書いていないようだから、問題は無いか。
 でもねぇ、日本語もろくに喋れないようでは困る……ん?一応は喋れる?……ま、まあ、御主管がOKっていうんなら、しょうがないな。
 ヒラ信徒の私がとやかく言える立場ではない。うん。

 仏縁の濃い人間は、薄かったり皆無だったりする哀れな者達より、その福運は何かを超越するのだ。
 言い換えれば、仏縁の薄い者、無い者については、こちらがどんなに手を差し出したところで、見えない壁に阻まれてどうしようも無い。
 ……だから、街頭折伏とか、他宗派へのアポ無し折伏とか、口ゲンカ法論とかは無意味なような気がするんだな。
 仏縁があれば、向こうから来るものだ。
 私がそうであるように!
 私だって、初代ブログをやっている頃、まさか法華講に行くとは思ってもみなかったもの。

 本当に涙流して感動の御受誡という人もいれば、私のように成り行き任せで縁しちゃったという者もいる。
 多分、かなり程度の差はあるはずだ。
 後者タイプは、まず絶対に“となりの沖田くん”に登場することはないだろう。

 さて、そんな私にピッタリな法華講女子がいるかと言えば……多分いないw
 というのは、逆の立場になって考えてみた時に、『内得信仰で御本尊は持っていやがらねぇ』『一代法華で信仰しているのはユタ1人だけ』『ユタの両親、兄弟を折伏するところからしなきゃなんねぇ』『おまけに脱講届を用意している』『ろくな功徳も無く、むしろ福運は乏しい』の5拍子で、これらをクリアしなきゃならない思いをするなら、ほとんどの条件をクリアしている相手を選ぶと思う。

 なので私の場合、宗外に目を向け、相手の宗教に移籍するつもりで、探す必要があるということだ。
 ということを踏まえて、大御本尊と『交渉』することにしよう。

 多分、山門入り口さんのブログだったか、
「日蓮正宗以上に良い宗教があるか」
 とコメントがあったような気がするが、答えは、
「多分ある」
 だ。
 自分がそこにいて楽しいと思えば、それでいいんだよ。
 楽しいと思えれば功徳だと思うよ。
 御書的にはNGだろうけどね。
 成り行きで顕正会から来た私だが、昔と違って今の顕正会はつまらない。
 法華講はもう少し面白い所かと思ったのだが、意外とそうでもないね。

 もう少し楽しい所だといいんだがな。
 武闘派の方々には、負け犬的発言だろうけど。
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