報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“新アンドロイドマスター” 「西へ帰る」

2015-06-17 19:34:02 | アンドロイドマスターシリーズ
[6月13日04:50.天候:晴 JR銚子駅・総武本線ホーム 敷島孝夫、平賀太一、エミリー、シンディ]

〔「1番線に停車中の電車は4時55分発、総武本線、旭、八日市場、成東回りの普通列車、千葉行きです。途中の成東で、特急“しおさい”2号、東京行きに接続しております。発車までご乗車になり、お待ちください」〕

「本当に始発電車ですな……」
「意外とすんなり帰れるとは……」
 敷島達は意外そうな顔で、朝一の電車に乗り込んだ。
 警察署に着いてからは簡単な事情聴取と、今後の予定を聞かされただけで終わった。
 敷島達の行動についてはエミリーやシンディが録画した動画を解析すれば良いし、そもそも警視庁幹部の肝煎り捜査とあれば、隣県の県警はあまり……というのもあった。
 始発電車の時間まで、しょうがないからエミリーやシンディの整備やバッテリーの交換で時間を潰した。
 ほとんど損傷など無く、バッテリーも1つ交換すればそれで良いだけであった。
『化け物としか言いようがありませんね』
 とは、敷島達の対応をした千葉県警の刑事の言。
「子供の頃に見た、近未来のロボットアニメみたいになってきましたなー……」
「技術だけそうするはずが、悪用する人間まで出て来るとは……」
 先頭車に乗り込むと、向かい合わせのボックスシートには既に先客がいたので、ドア横の2人席に座った。
 その前と横にエミリーとシンディが立つことで、一応の護衛となる。
「合体ロボが出てくるわけでもないし、何かロボットを操作して敵を倒す正義の少年みたいなのも登場しない。こんなR35のオッサン達ばかりだ」
「あのバージョン400でも捕らえて、こちらで改造しちゃいますか?敷島さんが乗って操作できるように」
「カンベンしてくださいよー。『不死身の敷島』も、あれでは命がいくつあっても足りない」
 敷島は慌てて手を振った。
「実は合体ロボほど、非現実且つ不経済なものは無いんです。まだ、こっちのマルチタイプの方が使い勝手がいい」
 と、平賀。
「もっとも、自分はあまり積極的には作りたくないんですが……」
 エミリーの新しいボディを作ったのは、前のボディの耐用年数が過ぎてしまったため、仕方なく作ったという感じだ。
 敷島は平賀の発言の意味を知っている為、ただ頷くだけだった。
「それより、この電車代、あとで請求して出してくれますかね?」
 敷島は銚子駅で買ったキップを出してみた。
「出すでしょう。村中課長も、『今回の捜査における費用は、全てこちらで負担する』と言ってましたから。……そのつもりで、領収証出したんでしょう?」
「た、確かに……」
 指定席券売機で特急のグリーン券まで買った上、しっかり領収証も発行した敷島だった。

 電車は聴いたことのある発車メロディの後、定刻通りに発車した。
 隣の車両からインバータの音がする。

〔「おはようございます。今日もJR東日本をご利用頂きまして、ありがとうございます。4時55分発、総武本線、普通列車の千葉行きです。八日市場、成東回りで参ります。……」〕

「今やすっかり改造されていますが、元々は京浜東北線を走っていた電車です。大日本電機時代はこれで通勤していたから、懐かしいですよ」
 と、敷島は言った。
「そうですか……」
 大日本電機の名前を聞いた平賀は眉を潜めた。

〔「……途中、成東には5時43分、佐倉には6時11分、終点千葉には6時31分の到着です。……」〕

 大日本電機は敷島が大卒後に入社した大手電機メーカーだった。
 そこの不良社員(?)だった敷島は南里研究所に出向させられ、そこで初めてエミリーというマルチタイプ、初音ミクというボーカロイドに関わることになった。(第1作目“ボーカロイドマスター”より)
 終盤で、実は敷島が産業スパイで、南里の研究成果を横取りする目的で派遣されていたことがばれる。
 この事件により、南里が憤死。
 普段は感情を表立って出すことの無かったエミリーに、リロードしたマシンガンの銃口を向けられたが、土下座して危うく命は助かる。
 M&Aで敷島の出向元が消滅した、というのは大きかった。
「……全部成り行きで行動していますが、何とか南里所長に許してもらえるよう頑張ります」
「そうしてください」
 南里亡き後、エミリーも稼働を停止するはずだったが、所有権を引き継いだ平賀が稼働継続の意向を示した為、今現在も稼働している。

[同日05:43.JR成東駅・総武本線ホーム 上記メンバー]

 成東駅には定刻通りに到着。
 少し寝落ちしていた2人だったが、そこは鋼鉄姉妹にちゃんと起こしてもらう。
 1番線ホームに到着した電車。
 既に隣の2番線には、当駅始発の特急が停車している。
 眠い目をこすり、欠伸をしながら跨線橋を渡る敷島達。
 他にも特急乗り換え客がいるせいか、ちょっとした集団行動である。
 因みにウェットスーツは既に警察署で脱いで、今は普通の恰好なので念のため。

 特急に乗り込むと、敷島達は早々に寝る体勢に入った。
 往路と同じ車両なので、寝るには好都合だ。
「じゃあ、悪いけど着いたら起こしてくれ」
「分かりました」
 敷島達は後ろの席に座るマルチタイプ達に伝えると、ブラインドを下ろして座席を深々と倒した。
 復路は往路と違い、四街道駅にも停車するようである。
「平賀先生は、このままお帰りに?」
「いや、上野のサウナで少し休んで行きますよ。エミリーは都心大学の客員研究室に置いておきます」
「いいですなぁ……」
「どうせ、あのマルチタイプは千葉県警で数日、その後警視庁で数日調査された後、こちらの手に渡るのがオチですから、やっぱり1週間ですか。また仙台に帰りますよ。大学の教壇にも立たないといけないし」
「大変ですねぇ……」

[同日06:08.JR総武本線特急“しおさい”2号4号車内 上記メンバー]

 敷島達を乗せた特急は定刻通りに発車した。
 平日は長距離通勤客の姿が目立つのだろうが、週末のこの時間帯となると、グリーン車はガラガラである。
 ま、これから乗って来るのだろうが。

 特急“しおさい”号は、基本的に255系と呼ばれるグリーン車付き9両編成が使用される。
 デッキに出るドアの上には、右から左に流れる電光表示板があって、そこに停車駅だの車内の案内だのと流れるわけだが、その後はたまに文字ニュースが流れて来ることがある。
『◯×新聞ニュース 昨夜未明、新潟県の日本海沖で不審な無人貨物船を地元海上保安庁が拿捕。北朝鮮からの漂流船か』
 と、流れていたのだが、寝ていた敷島達が気づくことは無かった。
コメント (2)
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顕正会員パラパラ茜ブログを斬る!

2015-06-17 15:13:36 | 日記
 さてさて、パラパラ茜さんがまたブログを更新しておられる。
 今度は純粋に顕正会員として、顕正新聞の感想がメインのようだ。
 ようやく、スタート地点に立ったということかな。
 どういうことかというと、茜氏のブログはそもそも顕正会員以前の問題の内容だったから。
 法華講員として、とても顕正会員を斬るというレベルでは無かったからだ。
 今回の記事は、やっと顕正会員らしい内容になっているので、この度、法華講員として破折させて頂くわけだ。
 本来なら茜さんブログのコメント欄に書くべきなのだが、石油コンビナートに火炎放射器を持って待ち構えている人達が取り囲んでいるような状態だ。炎上を警戒してか、完全に封鎖されている。
 そこで、しょうがないから私が自分のブログで記事にしてしまおうという魂胆である。

 全体的な感想だが、まあ、“ベタな顕正会員の法則”通りであろう。
 で、

>兵庫県というと、私の印象は、お洒落な女性がとても多く、女子大生のファッションは、母親が若い頃着ていた服を、上手に着こなしてるというイメージが強い。

 兵庫県の人達には申し訳無いのだが、私には山口組の本部があったり、神戸市清掃局で仕事をサボッてスキーに行ってた某・元職員がいたり、在日オバハンがコンクリート詰め殺人事件を起こして逮捕されたものの、留置場で首吊って自殺したとか、そういう悪いイメージしか無いのだが。
 どうしてもいいイメージを挙げろと言われたら、私がファミコン・デビューを果たした“ポートピア連続殺人事件”の舞台とか……あれ?

>参詣してからショッピング何てのも良いかな♪

 うん、良かった。「ショッピングしてから参詣」なんて言わなくて。

>当時付き合っていた元彼は、家族が学会員で、男子部大会を促したら、この彼は、『僕を取るか顕正会がどっちをとるんだ。僕としては顕正会をやめて欲しい。』との自己中心ぶりに、顕正会でやっていくと言い切り、気持ちも新たに決意したとか。

 多分、彼氏さんが顕正会に来てめでたしめでたしというパターンだったとしたら、そもそも記事にしないだろうな、この人。
 で、彼女さんが学会に行くというパターンだったら、ボロクソにコキ下ろしていただろう。
 目に見えてるよ。

>いやあ~、いるんですね、自分と付き合って欲しいなら、顕正会をやめろって、ずいぶんと自己中心な男多いね。

 あなたの自己中ぶりよりはマシかと。

>情に絡めるって、最低な人間のやることだね。

 その旨、他の顕正会員さんにもお伝えください。

>でも、顕正会を絶対やめないと言った組長さんは、立派です。無理せず、自分の体調に合わせてご奉公して欲しいですね。

 まあ、顕正会員から見ればそうなりますわな。
 私が声を掛ける相手ではなさそうだ。

>そういえば、前にも体験発表で、女子部で高校教師をやっている方。
忙しさにかまけて未活動状態になったら、罰で全て空回りして、担任を受け持ったクラスは問題の多いクラスで、トラブルが絶えず、毎日泣くという状態で、八方塞がりとなり、復帰したが、その頃に付き合っていた彼から結婚の話が出た時、顕正会やってると知るや、
『僕と仏法と、どっちが大事なんだ!』
と言われ、仏法と言い切ったら破談となったそうですが、清々しい気持ちになってからの彼女の状況が、ガラリと変わったんですって!

 茜さんが笑いながら読み合わせしている姿が目に浮かびます。

>まずは仕事における、学校側からの評価。問題多くてトラブルの絶えないクラスが、皆が上手く纏まって、体育祭では優勝したり、自分に自信のない生徒が明るくなったり、学年が変わった時も、生徒から
『また、担任になって欲しい』
とまで言われたそうです。

 1人の悪いリーダーとその取り巻き達がクラスを取り仕切り、却ってイジメが発生している可能性があります。
 第三者委員会は直ちに調査を。

>顕正会の他では、ディスコ行ってる人達とか、スボーツやってる人達が多く、逆にオタク系には嫌われてますから、そのオタク系の同級生からは目障りと言われても、知るかって感じですね。

 ディスコ行ってる人達やスボーツやっている人達には折伏という名の勧誘を行わないから怨嫉も起こらず、逆に折伏という名の勧誘をしやすかったオタク系からは総スカン食らって目障りと言われているわけですね。分かります。

>今でもオタク系の同級生から睨まれてますけど、私には御本尊様がついてるっ!と自信持って堂々としてます。

 日布上人の大幅本尊と山門入り口さん達が公表していた日寛上人の偽本尊について話したら、“怨嫉”しそうだなぁ……。

 しっかし……。
 学会男子部員が顕正会女子部と付き合うと、ロクな目に遭わないという事案ですな。
 法華講男子部でも、同じルートを辿ることになるだろう。
 そもそも、付き合うこと自体が無いけどな。
 私でも皆さんに教えられて、日布上人大幅本尊や日寛上人偽本尊については指摘できるようになったが、若い女子部員に指摘しても、やはり逆ギレされるんだろうか?
 坂井久美子さんも大変だな。
 今一度、この茜さんとガチンコ・バトルやってもらえないだろうか?

 って、全然破折じゃなくて、ただの揚げ足取りですな。
 やっぱりこういうのは、山門入り口さんでないとダメか。
 どこからか、
「てめーはクソつまんねぇ小説でも書いてろ!」
 という声が聞こえて来たような気がしたので、この辺にしておきます。
コメント (5)
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