マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

アピシウス

2010年11月25日 | グルメ
日比谷の老舗フレンチ「アピシウス」に行ってきました。

お店の前を通るたびに、私なんぞが踏み込んではいけない聖域のような気がして今までずっと避けてきたレストラン。

縁あって本日行くことが出来ました。

その感想は、素晴らしい!!の一言です。

重厚で落ち着いた内装、壁にはユトリロやシャガールやワイエスなどの絵画が飾られ、さりげなく置かれたブロンズ像はロダン。勿論ぜーんぶ本物です。大きなリンゴやオリーブ・サクランボなどの置物も遊び心があって楽しい。

化粧室は真っ白でとても美しくて清潔感あり、あんな素敵な化粧室はめったに見たことありません。
こういうレストランは、期待持てますよね。

お料理は正統派フレンチ。でもソースの味もちょうどいい美味しさでそれほどこってりはしてなく、量もほどほどでした。ただパンの種類が多く、どれも美味しそうだったのでパンを食べ過ぎちゃうとお腹パンパンになってしまいそうです。私は栗のパンと灰のパンとシャンピニオンにしましたが、どれも美味しかったなあ・・・

前菜の前の前菜(アミューズ)は、羊の肉を小さくカットした物と紅芯大根。
前菜は、トマトのファルス、貝類と共に。
お魚は、クッサン型にしたイトヨリのヴァプール 茸のクーリ、ポルト酒の香り
お肉は、国産和牛ランプ肉ステーキのグリエ カフェ・ド・パリ風 
デセールとコーヒー

お肉の焼き加減もお魚の火の入り具合も絶妙で美味しいソースがその味を引き立ててました。
デセールはケーキが8種類位、アイスクリームとシャーベットがそれぞれ5種類位ありました。
私は、タルトタタンと洋梨のシャルロットとパリブレスト、それに胡椒のアイスクリームと林檎のシャーベットを頂きました。胡椒のアイスはお薦めですよ。

帰りがけに個室を案内してくださったり壁にかかっている美術品の説明をしてくださったりと、食事だけでなくいろんな面で楽しませてもらいました。

インテリア、食器、料理、全てに満足でしたが、一番素晴らしかったのはお店の方々の接客態度、ホスピタリティーでした。
大事な人と大事な時間を過ごすのに相応しいお店だと思いました。
是非また来たいお店です。