マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

玉三郎さん

2014年01月08日 | 歌舞伎
婦人公論で読んだのですが、昨年は玉三郎さんにとってとても辛い一年だったそうです。

勘三郎さん、団十郎さんという大きな柱を失った上に、仁左衛門さんが肩の手術、三津五郎さんや福助さんまでもが病に倒れるというアクシデント続きで、流石のストイックな玉三郎さんも朝起きても食欲もなく、今まで欠かしたことのない寝る前のストレッチもやる気になれずそのままベッドにもぐりこむという日々が続いていたそうです。

うつ状態の勘三郎さんには「自分で命を絶つと天国に行けないわよ。」と言ってたのに、自分がそうならないように留めるのが大変だったくらいうつ状態だったそうです。

昨年の11月に金丸座に行った頃からだんだん快方に向かってきたそうです。

本当に良かったです。

先月の忠臣蔵もとても初々しく可愛らしいお軽でした。

天性の女形と言われるが、そんなことは一度も思ったことはなく、自分には歌舞伎しか出来るものがないから続けてきた・・・とも。

本来は舞台に立つよりも演出をするほうが性に合ってるとも。

でもでも・・・私は玉三郎さんの女形が大好きです。

老醜を晒したくないとのお考えなのかもしれませんが、まだまだ玉三郎さんに芸の上でも美しさでもかなう女形はいません。

どうかもう暫く私達の目を楽しませてください。

お願いします。

同じ時代に生きてて本当に幸せだなあ・・・とつくづく思っています。