マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ルリユール

2014年01月09日 | 
村山早紀さんの「ルリユール」という本を読みました。

とてもファンタジックで素敵なお話です。

ルリユールというのは壊れたり傷んだ本を修復したり美しく製本するお仕事。

10歳の女の子瑠璃が、お盆におばあちゃんの家に遊びに行くのですが、おばあちゃんは階段から落ちて怪我をして入院してしまいます。

瑠璃は飼い犬の次郎さんと共におばあちゃんの家で他の家族が到着するまでの何日間かを過ごすはめに。

そんな瑠璃が次郎さんの散歩中に「ルリユール」という看板の掛かった洋館を見つけ、クラウディアという赤毛の魔女と出会います。

クラウディアの工房を訪れる依頼者とクラウディアにかかわるうちに、瑠璃はルリユールという仕事に惹かれていくのです。

なんとも言えない不思議な空気感が漂うお話。

明るいのになんとなく物悲しく切ないところも素敵です。

色んな思いが詰まっている本です。


玉三郎さん

2014年01月08日 | 歌舞伎
婦人公論で読んだのですが、昨年は玉三郎さんにとってとても辛い一年だったそうです。

勘三郎さん、団十郎さんという大きな柱を失った上に、仁左衛門さんが肩の手術、三津五郎さんや福助さんまでもが病に倒れるというアクシデント続きで、流石のストイックな玉三郎さんも朝起きても食欲もなく、今まで欠かしたことのない寝る前のストレッチもやる気になれずそのままベッドにもぐりこむという日々が続いていたそうです。

うつ状態の勘三郎さんには「自分で命を絶つと天国に行けないわよ。」と言ってたのに、自分がそうならないように留めるのが大変だったくらいうつ状態だったそうです。

昨年の11月に金丸座に行った頃からだんだん快方に向かってきたそうです。

本当に良かったです。

先月の忠臣蔵もとても初々しく可愛らしいお軽でした。

天性の女形と言われるが、そんなことは一度も思ったことはなく、自分には歌舞伎しか出来るものがないから続けてきた・・・とも。

本来は舞台に立つよりも演出をするほうが性に合ってるとも。

でもでも・・・私は玉三郎さんの女形が大好きです。

老醜を晒したくないとのお考えなのかもしれませんが、まだまだ玉三郎さんに芸の上でも美しさでもかなう女形はいません。

どうかもう暫く私達の目を楽しませてください。

お願いします。

同じ時代に生きてて本当に幸せだなあ・・・とつくづく思っています。

初春花形歌舞伎

2014年01月06日 | 歌舞伎
新橋演舞場で「壽三升景清」を観て参りました。

ロビーには、お正月らしくこんな羽子板が。


舞台の上にも大きな伊勢海老。


海老蔵さんの奮闘好演。歌舞伎十八番の荒事・・・細かいことはわからなくても見ているだけで楽しい。

華やかで活気のある舞台はお正月にピッタリですね。

お母様を亡くされたばかりの獅童さんの入道と重忠の相反する二役がとても良かったです。

今月の予定

2014年01月04日 | 舞台・映画
新橋演舞場で「歌舞伎 初春花形歌舞伎」
青山劇場で「真田十勇士」
シアタークリエで「クリエミュージカルコレクション」
オペラパレスで「オペラ カルメン」
シアターコクーンで「冬眠する熊に添い寝してごらん」

東京富士美術館 光の賛歌

2014年01月04日 | 美術館・展覧会
八王子の東京富士美術館に行ってきました。



1月5日迄開催中の「光の賛歌 印象派展 パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」を観るためです。

ルノワール、シスレー、モネ、ピサロ、ベルト・モリゾを中心とした名作が世界8カ国、40館から集結して展示されています。


ウジェーヌ・ブーダン、ドラクロワ、セザンヌ、ゴッホ、マネ、ターナー、クールベ、カイユボットなどの作品もあり見応えあります。



モネの睡蓮やエトルタも素敵でしたが、ルノワールの描く女性の肌の美しさがひときわ際立って見えました。


土曜日は中小生は無料ということで子供連れのファミリーが多く、凄い混雑ぶり。

駐車場も早く行かないとすぐ満車になるので、行かれる方はお早めに。

そういえば、昨年のぶらぶら美術館のランキングの中に大原美術館の作品が多く入っていました。

また大原美術館に行ってみようかな。40年ぶりに。







豚肉のリエット

2014年01月01日 | グルメ
以前フレンチのシェフに習ったものの作らないでずーっとほったらかしにしてたレシピを引っ張りだして作ってみました。

大雑把に言うと、5センチ角に切った豚三枚肉と玉葱、ニンニクのスライスを鍋に入れ、白ワインと水、をひたひたになるくらい入れ、ブーケガルニと塩少々も加えてコトコト肉がやわらか~くなるまで煮ます。この間約2時間。

肉と野菜を取り出してフードプロセッサーにかけペースト状にします。

残った煮汁を10分の1迄煮詰めこのペーストに混ぜます。

塩コショウで味を整えココット型に詰めます。

薄切りのバゲットに塗っていただくとワインの共にピッタリです。

我家にはフードプロセッサーがないので、ブレンダーで撹拌してたら肉の繊維が刃の部分に絡みついて動かなくなってしまったため、途中で諦めて菜箸とフォークで肉をほぐしました。

でも何とかそれらしきものが出来上がりました。