たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

新年ブログ初めのごあいさつ

2014-01-05 11:25:06 | Lyricism

2014年の初めのごあいさつを申し上げます。

ブログを開設して今年は10年目を迎えます。
当初はテーマに拘って綴ってきましたが、
最近はネタ不足に託けて、
Lyricismの視点がなくなってしまっています。
出来るだけ視点に沿って、綴って行きたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします。

たにしの爺も初夢らしきというか、妄想みたいなものを感じました。
忙しくなるみたいでした。

一茶の見た初夢
初夢に古郷を見て涙哉
正夢や春早々の貧乏神
何のその上初夢もなく烏
初夢の目出度やけして夕けぶり
初夢を拵へて売る夜寒哉
初夢に猫も不二見る寝やう哉
初夢の不二の山売都哉
初夢も御座に出されぬ寝言哉
初夢に古郷を見て涙哉
正夢や春早々の貧乏神
何のその上初夢もなく烏
初夢の目出度やけして夕けぶり
初夢を拵へて売る夜寒哉
初夢に猫も不二見る寝やう哉
初夢の不二の山売都哉
(一茶発句全集Web版から)
一茶翁のような透明感のある初夢の句に、一年を託していきたいと思います。


立冬が過ぎれば、秋は足早に冬構え

2013-11-09 10:23:41 | Lyricism

今年初めての秋ネタの投稿には、
やはりコスモスをトップに置きたい。





11月もすでに旬日となっていました。
秋日和も続かないで、今日はうす曇です。
日課となっている自然公園の徘徊から帰ってきました。





夏の間、白い花をつけていた樹々も季節を渡って、
この時期になると葉陰に真っ赤な実を付けています。
あの白い花がこのような赤い実に成るのか不思議です。





カラスウリなど、あの白い糸状の妖しげな花から、
紅いまゆ状の実になる変化は造物主のなせる業としか思えません。





中国・天安門へ爆弾車突入や山西省共産党庁舎爆破や、
日本・偽装高級食材まみれの高級ホテル、デパートや、
世界の喧騒とは関わりなく、
秋の自然界は赤実の彩る、豊穣な饗宴の季節です。

夏終わる 8月31日 去り往く夏か 散る花火

2012-08-31 22:06:41 | Lyricism


晩夏‥‥今年の残暑は厳しすぎる。
夏の果‥‥一瞬の華がスーッと消えていく花火の際。
花火師さんの火薬を調合する想像力に、ただ脱帽するばかりです。











花火大会ほど贅沢なショーはない。
100万円単位の豪華なコストパフォーマンスが「一瞬で消えて行く」

妙高からの便り「跳ね馬 今年はまだあります」

2012-05-23 06:31:42 | Lyricism

越後の朝日山に棲む雪ウサギさんから、
季節の便りが届いていました。
了解を得て、写真と共に、一部公開します。

>これは7日に撮ったものですが しっかり出るのが遅かったような気がします

>雪がいつまでも残っていて
>今週やっと田んぼに水が入って 田植えができるようになりました

>蛙が鳴き始めました

妙高高原の春から初夏への叙事シーンが浮かびますね。
 ありがとう。たにしの爺より。

撮れたて 妙高山の跳ね馬 2011・5・12

2011-05-13 07:00:45 | Lyricism

> 今朝の妙高です
> 昨日は寒くて 震えていましたが
> 今日は気温が上がるそうです
> そして 午後からはお天気が崩れるそうですが
> まだ 空は青い!!ぴょん

朝日山に棲むユキウサギさんが、撮ってきましたと、
「今年の跳ね馬」を送ってきくれましたので、
たにしのブログに借景しました。

毎年の「想定通り」の自然の造形です。
季節の営みは「想定通り」でないと困りますね。

昨日、当地は雨の一日でした。
今日も雲行きが暗いです。

 五月雨を集めて早し最上川
「奥の細道」で芭蕉は言いました。
当時からこの季節、五月晴れより五月雨だったのでしょうか。

辛夷の花 3月が往く

2011-03-30 07:03:26 | Lyricism

3月・早春の花といえば辛夷ですね。
今日と明日で3月も終わりになります。
辛夷の花で更新するには今日しかありません。

千昌夫が歌う「北国の春」で、
♪♪白樺 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ 北国の春

と歌われています。
雪解けの北国の春、大きな蕾が膨らみ、
白い花が早春の野辺に咲く辛夷の花。

♪あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな
その雪解けの北国を襲った自然の惨禍。
雪も舞う悲しみの春になっています。

白い辛夷は鎮魂の花になってしまいました。

渓流に渉るマイナスイオンの涼風

2010-05-29 20:55:08 | Lyricism
      
                薫風、涼風、マイナスイオン浴。
             渓流、花雫、清風が心地よいと、
             朝日山のユキうさぎさんが言う。

             雪解けの自然マイナスイオンを、
             本物を感じてくださいといって、
             メールと添付写真が届きました。

有り難う ぴょん</font>

見よ 見事な姿を現した 妙高の跳ね馬

2010-05-12 22:04:16 | Lyricism

みどりが日々に濃くなってきています。
連休が過ぎれば、早くも5月の半ば。

 朝日山に棲んでいるユキうさぎさんから、
メールと写真お便りをいただきました。
見事な妙高の跳ね馬が現れていました。
ネタ切れの、たにしの爺、お借りして、
ブログ更新させていただきました。
………………………………………………
> ことしの 跳ね馬です
>
> 体格のいい お馬さんに成長しました
> やっと新潟も 春の外仕事が最盛期になりました
>
> 田んぼにも水が入り かえるも鳴いて
> 同時に燕さんたちも 巣作りに励んでいます(*^_^*)
>
> いい季節になりました(*^_^*)
> 今 雨になってきました
> 雨のにおいがします
> この季節がスキです。
………………………………………………
ぴょん 
このような崇高な景色を朝晩見ながら棲んでいる、
ユキうさぎさんが、うらやましい。
 たにしの爺は、年中泥の中でもがいています。

ブルーのヒヤシンスと言えば、あの少女が……

2010-04-10 16:35:53 | Lyricism
          
            ハーブティがブルーの影を揺らす。
          「真珠の耳飾りの少女」を染める。
          私はフェルメールの画集を閉じた。

寒暖の激しい日が続いています。
それでも、里山には色とりどりの花々が咲いています。
濃いブルーが鮮やかなヒヤシンスが一際、目を引きます。



ブルーのヒヤシンスと言えば、記憶にある物語があります。
小説「ヒヤシンスブルーの少女」。
アメリカの作家スーザン・ヴリーランドが書いた小説です。
NHKbsで映画も2回放送されました。



正直言って、映画はよく理解できず、
幾つもの短編が脈絡くなく繋がって、
本を読んで初めて、構成が分かりました。


17世紀のオランダの画家・フェルメール作と思われる、少女を描いた一枚の知られざる名画と、それにまつわる人々の人生を連作短編の形式で描いた小説です。
物語は、8つの短編から成っていて、それぞれ独立した小説でもあり、一枚の絵の入手と流出をめぐって、絵を手にした人の運命を綴っていく構成になっています。

始まりは現代のアメリカ、ある数学の高校教師の家からです。物語の舞台と時代は過去に遡ります。
そして終章は、1600年代のオランダ、フェルメールの生きた街・デルフト。ある貧しい家庭の父と少女に至ります。

フェルメールの架空の名画を題材に、ミステリアスに、香気に満ちたこの本について、なんという「輝かしい瞬間に満たされている」と訳者は記しています。

ヒヤシンス(風信子、飛信子)はユリ科の球根性多年草。
鉢植えや水栽培などで観賞され、春先に香りのよい花を咲かせる。


雪のふるさとから 撮りたて写真です

2010-02-13 12:38:55 | Lyricism

北陸の豪雪の里・朝日山に棲んでいる、
ユキウサギさんから、
撮れたばかりの写真が送信されましたので、
許可を得て紹介します。

>こんにちは
>今は晴れています
>杉の木から 雪が落ちてきます



>遠くに 場所さえよければ妙高も見えるかも
>これからお天気は崩れる予報です
>でも 今は 青空がきれいに見えています



>道路端のツララです
>分かります?
 たにしの爺、
今はバンクーバー冬季五輪開会式を見ながら、
20年前の夏に3週間、UBCの学生寮で過ごした際、
歩いたバンクーバーの街、
スタンレー公園のトーテムポールなど、
花の街の風景を思い起こしています。


平年より24日遅く 雪景色 春隣

2010-02-02 07:46:29 | Lyricism

当地にも雪が積もりました。
日中冷たい雨が降っていたが、
6時過ぎから、霙交じりの雨が、
7時過ぎから雪に変り、かなり降りました。



新聞によりますと、平年より24日遅いという。
2月最初のブログ更新は雪の報告でした。
雪国の日本海側の人から見たら、
間抜けな話ですね。



今日から師走 一年の終わりの月です

2009-12-01 00:09:03 | Lyricism

転げるように 月日が過ぎてきました。
とにかく、一日があっという間に経って、
一週間が、またたく間に過ぎてしまう。
一ヵ月もまた、トントンと終ってしまう。



春夏秋冬、梅、桜、鯉のぼり、あゆ解禁。
梅雨、田植え、雷、夕立、夏休み、台風。



花火、運動会、遠足、稲刈り、嵐、秋祭。
コスモス、すすき、萩、吾亦紅、菊の花。



渡り鳥、モミジ、落ち葉、枯葉、木枯らし。
かくて一年もまた、風渉るごとに過ぎ去る。

北関東に在住の女流歌人から、
冬桜の山の絵葉書が届きました。

11月から12月にかけ、
桜山公園には7000本の冬桜がいっせいに花をつけます。
冬に咲いた桜が春にも楽しめる冬桜の山は、
国の天然記念物に指定されていると言う。
12月1日に開かれる桜山祭りの季節、
美しい四季の中でも、一番の見どころです。
と記されています。
たにしの爺も一度は訪れてみたい。


今日は立冬です。暦の上では 冬の始まり。

2009-11-07 09:55:41 | Lyricism
今日は立冬です。
太陽の位置で、一年を4分割する節気です。
暦の上で、立春、立夏、立秋、そして立冬と、
四季の始まりと区切り。







別に何もしなくても、思わなくったっても、過ぎていく日ですが、
自然の移り変わりが、4つの季節に明確に、
分かれる日本人の暮らしにとって、
節気は精神文化の拠り所となっています。
テレビなどメディアでも、
必ずその日の朝ニュースや気象ニュースで、
それらしい写真とともに報じられます。

花はウメモドキでしょうか。

文化の日の3日には、
日本列島は冬型の強い寒気がシベリア大陸から流れ込み、
気象庁は、東京(都心)で2日夜に最大瞬間風速16・4mを観測し「木枯らし1号」が吹いたと発表した。
たにしの爺は、
巨著「虚数の情緒」(吉田武)を開いたまま、
なかなか進まない。


菊日和 今日から11月 菊薫る季節

2009-11-01 16:46:45 | Lyricism
 少し風が強かったが、11月・霜月のスタートは、
まずまずの菊日和でした。

 菊薫る 菊水の宴 菊月 菊人形、菊華賞など、
菊の冠の付く言葉はたくさんある。



 なんといっても、今秋の菊の大輪は、
プロ野球ドラフト会議で6球団から一位指名された、
花巻東高校の菊池雄星投手でしょう。



 「指名されれば、どの球団でも投げて、日本一になりたい」
この爽やかさがまさに「菊の大輪」といえる。



 とりあえず、11月1日のごあいさつです。
せっかく来ていただいた、皆さんにはしょうむない話でごめんなさい。
 たにしの爺は穴に入りたい。