たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

飯山線、旅の終わりは 阿弥陀堂

2009-06-13 07:39:49 | 国内旅行

馬曲温泉で汗を流した後は、以前から、
尋ねてみたいと思っていたところがあった。

5年ほど前に見た映画「阿弥陀堂だより」の中心ロケ地で、
いまも、そのまま保存されている、
おうめさんの居住「阿弥陀堂」の風景。



この映画で北信濃の美しさに魅せられてしまった。
こんなにも四季の美しい風景があり、生活があったとは。

今回の旅の目的のもう一つは、
四季のうちの春の「阿弥陀堂」を尋ねることだった。



映画で見たそのままの「阿弥陀堂」はそのままにあった。
周辺は菜の花畑が広がっていた。
堂の縁側に、一人の男が掛けていた。
この人は神奈川県から来て、3月から10月まで
近くの農家を借りて生活しながら、
荒地になっていた土地に、菜の花の種を蒔いて育てているという。



堂の眼前には菜の花が広がり、
はるか彼方には、妙高山と雪におわれた火打山が遠望された。





足元には、オドリコソウの群生が咲いていた。
「日本の田舎」の原風景に魅せられた飯山線の旅。
次ぎに行くときは、野沢温泉のその先、秋山郷か。



たにしの爺、第二の故郷再発見でした。