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政府高官と18歳で結婚、閉じられた愛の生活だったアンナ・カレーニナ、
貴公子・青年将校ヴロンスキーと出会う。
拒みつつもアンナは、ヴロンスキーの凛然さに抗しがたく恋に落ちる。
社交界のスキャンダルとして知れ渡る。
「夫からのお願いだ」「神に誓った絆を大切にしよう」
「私を想うなら平穏を返して」
「平穏などない」「苦痛か至上の幸福か」
青年将校ヴロンスキーの一途な激しさ、
初めての恋の激情に身をゆだねるアンナ。
白銀の雪の中をSLの動輪がモスクワ駅に入ってくる。
紅く染まる雪‥‥‥。
[ニュース]英女優キーラ・ナイトレイが5月4日、
1年前に婚約した英ロックバンド「クラクソンズ」のキーボード&ボーカル担当のジェームズ・ライトンと、
南仏マザンで結婚式を挙げたことが明らかになった。
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久しぶりのブログ更新になりました。
第85回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞。キーラ・ナイトレイ主演の映画「アンナ・カレーニナ」を観ました。
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監督はジョー・ライト。キーラ・ナイトレイに初めて会ったのは、
同監督の「プライドと偏見」でした。
その後「ある公爵夫人の生涯」、そして「アンナ・カレーニナ」
ナイトレイほど、美貌と気品が貴族夫人に似合う女優はいない。
今回のアンナ役は破滅の貴婦人を華麗さと凄艶さを魅せました。
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帝政ロシア時代の華やかな社交舞踏会、
アンナが閉じ込めていた愛を解放するダンスシーンが圧倒的に素晴らしい。。
身を包む豪華で優雅なアカデミー賞受賞の衣装デザイン。
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スクリーン全体が劇場を思わせる美術や衣装、踊りと音楽、さらに絢爛たる貴族の館など、
絵巻物としても見応えは十分でした。
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ストーリーと原作はご存知、ロシアの文豪トルストイの代表作「アンナ・カレーニナ」。
これまでも何回か映画にはなっています。
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舞台は19世紀末のロシア、サンクトペテルブルグ。
政府高官カレーニン(ジュード・ロウ)の妻にして、社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)。
しかし彼女は、夫との愛なき結婚に空虚な日々を過ごしていました。
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離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようとモスクワへ向かう。
駅に降り立ったアンナは、青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。
そこから運命の車輪は動き出す。2時間10分。