たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

デカ字でようやく征服、高村薫「マークスの山」

2016-05-10 22:34:50 | 本・読書

この小説、かつて文庫版を手に取って見ましたが、
小さい文字がぎっしり詰まっていて、敬遠して来ました。
連休中は図書館が静かなので行くことにしています。
大活字の棚にこの本が4分冊で並んでいたので借り出しました。



ホシを追うデカの葛藤と警察組織の軋轢を、
濃密な文体で丹念に書き込まれたサスペンス。
1分冊を読むのに2日がかりでした。
比較的、速読派の爺ですが、
大活字でこれほどに難儀な小説でした。



映画にもテレビドラマにもなった評判のサスペンス小説。
内容・ストーリーについては触れませんが「警察小説」です。

警察小説と言えばいま、警察小説の第一人者、
横山秀夫の映画「64・ロクヨン」が公開されています。
近く見てこようと思っています。