外房の御宿町は同じ千葉に住んでいる爺の居住地から、
対角線で結んでも一番遠いところ。
わざわざ行く用事は、これまで全くない。
♪♪月の砂漠を はるばると
♪♪旅のらくだが 行きました
……………………………♪♪
この童謡を知らない人はいないでしょう。
哀調と寂寥を感じさせるメロディーは、
日本人に愛されています。
たにしの爺の心風景にも共鳴します。
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これまで行く気にならなかったのは不思議です。
今回、青春18きっぷ一日分の使い残りを活用。
房総半島を一回りしました。
朝7時30分に家を出て、帰宅は夜7時30分。
正直言って、とにかく乗り疲れしました。
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最初の下車駅は外房線・御宿駅着9時29分。
学生らしき男女の集団が大勢降りました。
ホームの跨線橋から「中央国際高等学校」の看板も見えたので、
アジアからの留学生かなと思っていました。
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観光案内所から広場に戻ってみると、
学生らの姿は居なくなっていました。
駅前通りを地図を見ながら歩くこと十数分。
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通りには「伊勢えび祭り」の幟が立ち並んでいます。
お寿司屋さんや割烹店が何軒か目に入ります。
朝の10時前とあって、どこも店は閉まっています。
地元の人らしき人も見かけません。
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教えられた「大野荘」の四つ角を右に回ると、
目の前に広い砂浜の海岸が目に入りました。
そして、ありました二人の像が。
♪♪先のくらには 王子さま
♪♪あとのくらには お姫さま
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ラクダの脇には水着姿の男女が集まっていました。
ズボンを下ろしながら水着を付けている女性もいます。
像を撮るのにカメラを向けるには躊躇してしまいます。
ブログに張った写真は露出度の少ないものです。
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海岸に目を向けるとサーフボードと、
素晴らしい体形の男女のグループが固まっています。
聞いてみました。
インカレに向けた大学サーフライフセービングクラブの強化合宿だという。
今日は二つの大学が集まっているという。
高波が押し寄せる海に向かって泳ぎ出すグループ。
サーフボードを抱えて波にすくわれる。
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カメラを抱えて砂浜を歩くと、感触心地よく、
自分の足あとがくっきりと残って、
サラサラと寄ってくるさざ波が消していく。
若者たちの歓声が波の音に交じる。
初めての御宿の浜は大きな波と、
砕けたさざ波がサラサラと足元に伸びてくる。
白い砂浜とカラフルな若者たちの景勝地でした。
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食べそこなった伊勢エビを食べにいつか再訪してみたい。
それにしても伊勢エビを食べるには覚悟がいるようです。
観光案内所でもらったお店の案内によれば、
3,600円から5,000円のメニューばかりだった。
御宿の後、勝浦を通過して鵜原駅で降りました。