師走まであと一週間になりました。
徘徊の足元に日暮れの早さが迫ります。
道野辺の土手や垣根には、
赤や青、黄色に輝く木の実や草の実たち。
秋野を彩る宝石が散らばっていました。
木の実や草の実たち、それは、
自分たちの子孫を残す永劫の営み、
「捨て実の戦略」なんですね。
夏には目立たず小さな花を、ひっそりと付け、
「実(み)力」を徐々につけて秋になると、
艶やかに変身して実を膨らませて輝く。
鳥たちの眼を惹く「捨て実作戦」です。
果実を鳥たちに与え、種を拡散しもらう。
鳥の運んだ実がどこか地上に落ちて芽をふく。
何千年も続いてきた自然の営みですね。
真っ赤な宝石のような実。
小菊や照り輝く蔦の葉など。
ゴールド、ブルー、ブラックからー。
徘徊路は「ジュエリーボックス」のよう。
写真はすべてガラケー携帯で撮ったものです。
名前は間違えるといけませんのでつけませんでした。
まもなく「木枯らし1号」のニュースも聞かれそうです。
徘徊路 おのが影ふむ 秋の暮