とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

街道てくてく旅「熊野古道をゆく」終わっちゃいました

2010-11-01 22:07:36 | テレビ
今年の春と秋にかけて、NHKBSで街道てくてく旅「熊野古道をゆく」という番組が放送されていた。この番組では、有名なスポーツ選手が日本の街道を自分の足だけで何日もかけて旅をする様子を見せてくれる。過去の放送では四国八十八か所、東海道、中山道、奥の細道等の様子を放送していた。日本の街道を歩く旅人と、街道で出会う人たちとの交流の様子を見るのが楽しみで毎回良く見ていた。

そして、今回は元テニスプレーヤーの森上亜希子さんだった。コースは、世界遺産となった熊野古道である。歩いた熊野古道のトータル距離は、約650キロで、春が大阪・八軒家浜から熊野本宮大社まで、秋が和歌山県田辺市(道分け石)から伊勢神宮までであった。世界遺産の熊野古道の名前だけは知っていたが、具体的に何処の場所のことなのか良く知らなかったが、この番組を見て熊野古道のイメージがつかめてきた。

熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称の事をいい、紀伊路、伊勢路、中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)、小辺路(こへち)の5ルートがあるそうだ。番組では、小辺路は歩かなかったが他の4ルートは全て歩いていた。昔は、伊勢詣と並び、熊野詣にも多くの庶民が出向いたそうである。こういう道を何日もかけて旅してみたいというのが私の夢である。番組を見ながら、自分でもそんな旅をしているような気持ちになっていた。

そして、先週末、森上さんが伊勢神宮にゴールして熊野古道の旅が終わった。森上さんは大阪出身だけあって人見知りしない性格のようで、古道で出会った人たちと楽しげに交流している様子も微笑ましく、毎日発表される今日の一文字が何なのかも楽しみであった。また、険しい古道、峠からの展望、海岸の美しさ等も世界遺産らしく素晴らしいものであった。

一つの旅が終わると何か寂しいものである。毎日見ていた楽しみの番組が一つなくなって残念だが、来年も別の人がどこかを歩いてくれるだろう。どんな道を旅することになるのか判らないが、来年の春に期待している。