(注)本レポート1~13回は「マイライブラリー(前田高行論考集)」で一括してご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0337OilMajors2014.pdf
I. 各社の業績概要 (続き)
(表:http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-D-4-20.pdf参照)
3.BPの2014年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:
http://www.bp.com/en/global/corporate/press/press-releases/fourth-quarter-2014-results.html
(1)売上高
BPの2014年10-12月の売上高は740億ドルであり、また通年売上高は3,536億ドルであった。前年同期比では10-12月期は-21%の減収、通年ベースでも-6.7%の減少である。
(2)利益
10-12月期は44憶ドルの損失、通年では38億ドルの利益であり、前年同期と比較すると10-12月期は4分の1以下、通年では6分の1以下である。通年利益のうち上流部門の利益は167億ドルであり利益全体の70%を占めている。
(3)売上高利益率
通年ベースの売上高利益率は1.1%であり、前年の6.2%から大幅に下落している。
(4)石油・ガス生産量
昨年のBPの石油生産量は日量平均1,106千B/Dであり、前年(2013年)比6%減であった。天然ガスは日量平均6,016mmcfdであり、前年比-3.9%である。
石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,143千B/Dとなり、2013年比では-5%である。
(5)設備・探鉱投資
2014年の年間の設備・探鉱投資額は238億ドルであり、これは2013年比で35%減であった。
(続く)
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